英国出張記2010夏 (2010年6月29日~7月8日) | 英国雑貨専門店ブリティッシュ・ライフ

2020/04/12 21:28

 4月のアイスランドでの火山噴火による火山灰が、ヨーロッパ広域にわたる航空業界に多大なる影響を与えておりました。GW前に入荷予定だった弊社の貨物は、予定より1ヶ月遅れの5月下旬にようやく輸入ができ、お取引先様をはじめ個人のお客様まで遅延のご迷惑をお掛け致しました。この度利用した飛行機には、全く影響は無かったようで良かったです。今回は、スコットランド地方(Scotland)のアバディーン(Aberdeen)から始まり、ヒースロー(Heathrow)まで全て車での移動でした。西から東へ、東から西へとジグザグに南下していった合計走行距離は、約1,379マイル(約2,206km)となる8泊10日の出張となりました。使用したレンタカーは、フォード社1.6lの小型ガソリン車MTで、実質燃費は約15km/lでした。参考までに、レギュラーガソリンの価格は£1.13~1.24でした。

 ※私個人としての英国出張は23回目となりました。


【6月29日(火)】
 成田空港へ到着し、チェックインして荷物も預け、出発の時刻表を見ると「DELAY」の文字が・・・。使用機の到着が遅れているようで、約1時間くらい出発が遅れていました。昼食を空港内でする予定でしたのでブラブラしながら探索していたら、空港内にフードコートやレストランが意外と数多くあることに気がつきました。

 KLMオランダ航空で成田空港~スキポール空港(アムステルダム/オランダ)まで約11時間の飛行。珍しく空いていたので、3人分をゆったり使って寝ることができました。着陸後に、気になっていたサッカーW杯の日本vsパラグアイの結果を、機長がアナウンス。同点の末PK4-5での敗戦とのことに、機内の乗客はため息の嵐。

 約3時間あったスキポール空港での乗り継ぎ時間は遅延のため約2時間となり、私としては、ちょうどよくなりました。同じKLMでアバディーン空港へ向け約1.5時間。ほぼ定刻どおりの21時過ぎに到着したのですが、そこから初体験です。

 入国審査を受けた後に、ほぼ強制的に荷物チェックをうけたのです。たぶん外国人だけです。ここで言う外国人とはEUパスポート以外の方です。スキポールからアバディーンへの飛行機には約100人中20人くらい外国人がいたのですが、例のごとく外国人の入国審査は後回し。ようやく順番がまわってきて入国審査を済ませて、預けていた荷物を受け取って出ようとすると、全員別室へ。その部屋には、前に行ってしまった80名ほどのEUパスポートの方々は、どなたもいらっしゃいませんでした。外国人の全ての荷物をまた機械に通され、その後、ながながと中身を出されて確認。当然ですが何事もなく釈放。

 その後、空港内でレンタカーを借りて、事前に予約していたアバディーン市内のホテルにチェックイン。



【6月30日(水)】
 この時期の夜は長く、朝は早いのです。朝7時に目覚ましをかけて起きたのですが、かなり緯度が高いアバディーンでは既に日は高く昇っていました。

 A90を南下しフォーファー(Forfar)へ向かいました。ここには、タータン・ネクタイを製造しているストラスモア社があり、新たな商材を求めて商談。

 その後、更にA90を南下してダンディー(Dundee)を通過し、A92のテイ・ブリッジ(Tay Bridge)を渡り、A914~A919~A91でセント・アンドリュース(St.Andrews)へ。第139回全英オープンが再来週から始まるとあって、既に多くの観光客でいっぱいでした【写真①】。郊外にあるヒッコリーパターの工場で商談。

①第139回全英オープンが行われるオールドコースの1番ティー

 A91でスターリング(Stirling)を通過し、M80(A80)でグラスゴーへ。予約していた郊外のホテルへチェックイン。イングランド敗退のせいか、テレビではW杯のニュースはほとんど無くなり、もっぱらウィンブルドンのアンディー一色。この夜ベスト4入りを決めました。


【7月1日(木)】
 グラスゴー市内で2社を訪問し、15時頃に終了。少し時間があったので、少し北上しA81でグレンゴイン蒸留所(Glengoyne Distillery)を見学【写真②,③】。ウイスキーの輸入をするつもりはございませんが、スコッチの本場ですからたまには行ってみたくなります。昨晩と同じホテルに連泊。

②グレンゴイン蒸留所-その1

③グレンゴイン蒸留所-その2

 この日の新聞をみていたら、こんなおもしろい記事がありました。現在ウィンブルドンでベスト4入りし大活躍のアンディー・マレーは、スコットランド人(Scottish)か?英国人(British)か?って。現在はイングランド地方に住んでいますが、生まれはスコットランド地方だそうです。また名前からもわかりますが、明らかにスコットランド人系です。しかし8割以上のメディアで彼を英国人と紹介しており、スコットランド人側としては不服なようです。残りの2割ってスコットランドのメディアでしょうかね?


【7月2日(金)】
 午前中にグラスゴー市内で1社訪問。その後、別のメーカーへの訪問がキャンセルとなったので、1件の用事があったのを思いだし急遽エディンバラ(Edinburgh)へ。その後、またM8でグラスゴー方面へ戻り、M8から更に西へA8~A78~A77でぐるりと回って、エアー(Ayr)で宿泊。

 スコットランドの英雄のアンディーは準決勝で、昨年の覇者ナダルに0-3のストレート負けしました。


【7月3日(土)】
 A77を更に南下途中に【写真④,⑤】。

④スコットランドにあった日露戦争に関する碑

⑤スコットランド西海岸

 北アイルランドのベルファスト(Belfast)へフェリーで渡ることができる港町ストランラー(Stranraer)に到着【写真⑥】。ずいぶん昔に車ごとここから渡ったことを思い出しました。

⑥北アイルランドのベルファストへ行く船がでる港町ストランラー

 今回はここから陸路で、今度は東に向かいます。A75を東へ進み、途中でB733へ。この道沿いにストーン・サークルの遺跡があるとの情報を得ていたので楽しみに行ってみると、とんでもなく小さいストーン・サークル(Torhouse Stone Circle)でした。直径約15m位の円を描き、各石も庭石程度の大きさ。目の前で数秒、呆然と立ち尽くし写真も撮らずにそのまま立ち去りました。

 気を取り直してB733を更に進み、スコットランド最南端のスコッチ蒸留所ブラッドノック(Bladnoch)を見学【写真⑦,⑧,⑨】。車を運転するため試飲はしませんでしたが、すばらしい蒸留所でした。

⑦スコッチ蒸留所最南のブラッドノック-その1

⑧スコッチ蒸留所最南のブラッドノック-その2

⑨スコッチ蒸留所最南のブラッドノック-その3

 A714で少し北上し、A75へ戻ってひたすら東へ車を走らせダムフライズ(Dumfries)へ到着。ここでは、ロバートバーンズ・センターを訪問したのですが、川沿いにあるこぢんまりとした建物でした【写真⑩】。

⑩ロバートバーンズセンター

 更にA75で東へ向かい、M6寸前にあるグレトナ・グリーン(Gretna Green)にあるブラックスミス・ショップに立ち寄りました。ここは多くの観光客が立ち寄るところで、ウイスキーや食料品なども含めたスコットランドのお土産品などが勢揃いの場所です。

 ここを過ぎたら、すぐにイングランドに入りました。更に東を目指しM6~A69へ。この道沿いから世界遺産のローマ帝国の国境線ヘイドリアン・ウォール(Hadrian's Wall)へすぐなのですが、過去に訪問済みのため通過しニューキャッスル(Newcastle Upon Tyne)で宿泊。



【7月4日(日)】
 昨日に続き、今日もロングドライブになりそうなので、早めにホテルをチェックアウトして南に向け出発。A19~A174~A171で、アン・ブロンテののお墓があるスカーバラ(Scarbourough)へ【写真⑪,⑫,⑬】。東海岸にあるこの街は、小さな半島のように突き出ており、南側の海岸は半分は港町として船などがたくさんみられ、半分は砂浜のビーチになっています。かなり歩いて街全体を見学しましたが、時期が良かったせいか海沿いは非常に賑やかな観光地です。しかし、誰も海で泳いでいる人はいませんでした。

⑪スカーバラ-その1

⑫スカーバラ-その2

⑬スカーバラ-その3

 A64でヨーク(York)を抜け、A1~M1~M62と進みブラッドフォード(Bradford)で宿泊。


【7月5日(月)】
 タータンのマフラーやセラーペ等を製造しているAbraham Moon & Sons社を訪問。いくつかの新商品を注文し商談終了。

 M62~M6で南下し、M54~A442でブリッジノース(Bridgnorth)へ新たな取引先となる可能性があるメーカーを訪問。小さな工場でしたが、しっかりとした英国製品を作っている、ハンドメイド感がある商品でしたがそれなりのお値段。ちょっと難しいかもしれませんが、今後も検討していきます。

 A442を更に南下し、A449~M5~~A417~A419と進み、スウィンドン(Swindon)で宿泊。


【7月6日(火)】
 コッツウォルズ地方では初めての取引先となる会社へスウィンドンからA361で北へ進み、小さな街フィルキンス(Filkins)へ。大規模な工場とは異なり、片田舎にある昔ながらのミル(Mill=織物工場)で、英国の伝統的なウール製品からコットンやシルクなどを利用したモダンなデザインの製品を製造しているところです。今回の商談で一部の商品ですが取引が確定し、輸入することとなりました。

 その後、コッツウォルズ周辺の小さな街を散策し、スウィンドンへ戻ってからM4でウィンザー(Windsor)方面へ東へと進みました。途中、この先で事故のため渋滞中との電光掲示板に気づき、M4のJan.10からA329(M)~A329~A332へと迂回してウインザーへ到着【写真⑭】。このサイトを作る前にウインザー城へは入ったことはあるのですが、本日は近くに宿泊のため懐かしく立ち寄りました。やはり女王陛下の居城とあって、平日といえど多くの観光客で賑わっていました。もちろん日本人の団体観光客の方々もいらっしゃいましたし、飛び交っている言語は様々で世界各国からの訪問者がいる人種のるつぼ状態でした。

⑭ウインザー駅から見えるウインザー城

 今回の旅の最終宿泊地スラウ(Slough)に到着し、予約していたホテルにチェックインしようとしたら、なんと満室のため別の場所のホテルに行ってくれとのこと。この近くにあり同じ系列で1ランク上のホテルだったので、もちろん快諾。車で5分くらいで到着。間違いなくこっちの方が部屋は広いのでラッキーでした。

 今まで予約したはずなのに入っていないってことは多々ありましたが、今回のように予約を他のホテルへ移されたのはコレが初めての経験です。本当ならタクシー代も出してくれるって言われたんですけど、まだレンタカーがあったので断りました。


【7月7日(水)】
 ヒースローからスキポール経由で成田空港へ。帰りは、周りの席にチビッコが多く眠れそうになかったので、ほとんど寝ないで映画を堪能しました。


【7月8日(木)】
 無事、成田空港に到着。