2020/04/13 22:51
マンチェスター(Manchester)から入り、レンタカーでスコットランド(Scotland)へ移動してグラスゴー(Glasgow)にてギフトショーを視察。そのあと、アイラ島(Isle of Islay)にカーフェリーで渡り1泊。本土へ戻りグレンフィナン(Glenfinnan)からスコットランドを横断しセントアンドリュース(St. Andrews)などを立ち寄り、グラスゴーでレンタカーを返却。車での走行距離は856マイル(およそ1369km)。今回はスコットランド初めての友人1名を連れての7泊9日の旅。
※私個人としての英国出張は40回目となりました。
【1月17日(金)】
毎度おなじみのKLMです。成田空港~スキポール空港~マンチェスター空港へと移動予定。機内はほぼ満席。順調に飛行し定刻にスキポール空港に到着。空港到着後の手荷物検査では友人が日本から持ち込んだおにぎりで引っかかるハプニング。荷物内の三角形の影はなんだ?と聞かれ、「おにぎり」と答える不思議なやりとり。なんとか問題なく解放された後、乗り継ぎ時間が1時間しかないため、ラウンジで一杯だけドリンクを飲んで、急ぎ足でマンチェスター空港行きの機内に乗りこむ。
手荷物検査にて三角形の影で引っかかる友人(笑)
コチラも定刻どおりに到着。マンチェスター空港で別の友人2名と合流し、4名でこの日の宿泊地プレストン(Preston)へ合流した友人が借りてくれたレンタカーで移動。ホテルにチェックインしてから、近くにあるレストランを探していたら急に雨&霰が勢いよく降り出しました。今回の旅は大荒れの予感・・・。21時過ぎまで眠気をガマンして就寝。
【1月18日(土)】
いつもどおりですが朝2時過ぎに目が覚めてしまいパソコンで仕事したり、ベッドでゴロゴロしていただけでたいして眠れず、朝7時半に朝食へ。本日は4名でエディンバラ(Edinburgh)を経由してグラスゴーへ向かいます。こんな大人数での旅も久しぶりです。M6で北上しアンティークショップに立ち寄ったり、途中のテベイのサービスエリア(Tebay Service)で休憩を挟みつつ、M6~M74~A702で更に北上しエディンバラへ到着しましたが、なぜか仲間が多いとあっという間に時間が過ぎますね。時間もあまりなかったので、お城まで上がって簡単に観光を済ませて、今晩のホテルがあるグラスゴーへ移動。ホテルにチェックインし、近くのレストランで夕食を済ませて就寝。
休憩がてら立ち寄ったアンティークショップ
南側から見たエディンバラ城
【1月19日(日)】
今日は1日、ギフトショーを視察です。比較的小さなショーですが、取引先が十数社も出店しているので当社にとって重要なイベントでもあります。朝食はしっかり食べて会場へ。開場早々から新商品を求めて歩き回り、昼頃からは一昨年のうめだ阪急の英国フェアに招聘しましたキャリーさんとも商談。同行している友人Hの商談にも若干おつきあいをしつつ、会場内をグルグルと夕方まで見て終了。大きな会場ではないのですが、かなり歩き回りました。歩き疲れたのか部屋に入ると、つい眠ってしまい、日が変わる前に目が覚めてしまう始末。部屋を暗くして無理にベッドに入っても、どうせ眠られないときは眠られません。なのでパソコンで仕事をしたり、テレビやスマホを見ていたりして明日以降の情報を集めることにしています。だいたい朝の5時くらいまでにはいつの間にかに寝てしまいます。
グラスゴーのホテルからみたクライド川
【1月20日(月)】
曇り雨。4名で一緒に行動するのは今日の昼までです。朝食を済ませて、午前中は会場を最終チェック。そのあと2名の友人とは別れて、予約していた別のレンタカーを借りて出発。車はフォルクスワーゲンのマニュアル、小型車。途中、いろいろ寄り道しながらカーフェリー乗り場へ向かいました。まずはA82でローモンド湖方面へ。アレクサンドリア(Alexandria)の街でちょっとトイレ休憩を兼ねてショッピング。更に北上し、途中のローモンド湖(Loch Lomond)を右に眺めながら北西にすすむのですが、この辺りの景色が大好きです。A82~A83へと進み、昼食をとっていなかったので途中で見つけた「ザ・ツリーショップ・ガーデンセンター&カフェ(The Tree Shop Garden Centre & Cafe」で軽めの昼食、本日のスープ(パン付き)をいただきました。身体に優しそうで野菜たっぷりな感じのスープが私にはちょうどいいお昼ご飯になりました。とても美味しかったです。
インバーラレー城は冬期休業中
この辺りから半島を南に下ります。すこし南に下っていると、ナビにインヴァレリー城(Inveraray Castle)の文字が見えたので、少し寄ってみようとしたのですが冬期休業でCLOSED。残念!しかし付近のちいさな街がおもしろそうだったので少し立ち寄ったのですが、ちょっと歩いているとだんだん暗くなってきました。ショップもしまり始めたので車に戻り、さらに南下すると明日宿泊予定のロッホギルヘッド(Lochgilphead)の街を通過し、ケナクレイグ(Kennacraig)の港に17時頃到着。18:00発のカーフェリーに乗り込み約2時間弱。沢山の車やトラックが入船していましたが、乗客は少ないようでした。船内はとても空いていたので、ソファーに横になったら30分ぐらい寝てしまいました。
何故か乗船チケットが3枚
いざ!アイラ島へカーフェリーに乗り込む
酒類の輸入は致しませんし個人的にもお酒は嗜まないのですが、興味だけで行くことになったウィスキーの聖地とも言われるアイラ島に到着。そこそこ雨が降りきしる中、20分ほど走ってホテルへ到着。チェックインの時、夕飯をどうするか聞かれたのですが、とあるパブへ行くことを決めていたので夕食はお断り。荷物を置いてまた車に乗り込み、真っ暗の中、25分くらいで目的のパブへ到着。その名はアンティシェンエ(An Tigh Seinnse)。実は京都の下鴨に「アンティシェンエ(an tigh seinnse HORIE'S BAR)」というスコティッシュパブがあるのですが、アイラ島に実在するこのパブの名をライセンスして創ったそうです。京都のアンティシェンエさんもスコットランドの香りをそのままお届けする本当のパブです。
外観もほとんど見えない真っ暗の中、明かりがついていたので入たのですが、夜遅かったせいかドリンクonlyでした。しかしながら現地のパブを体験できただけでも本望でした。しかしホテルの夕飯も断ってきたのでお腹が空いて、、、一杯だけ飲んでホテルへ戻り夕食をお願いしようと思ったのですが時既に遅し。仕方なく持っていた食料をホテルで食べました(笑)
なんとかアンティシェンエに到着するも、No Food...
【1月21日(火)】
雨。朝の目覚めも相変わらず好調です。朝食を食べてチェックアウト。今日の夜にはまたスコットランド本土へ戻るカーフェリーに乗るため、アイラ島にはあと10時間ほどの滞在です。まず、昨日は真っ暗で見えなかったアンティシェンエに戻ってササッと記念撮影。そして、あとは蒸留所巡りです。相棒はお酒も嗜むので、もちろん運転手は私です。あまり時間もないので蒸留所&試飲ツアーは1箇所と決めていました。その時間に併せて、まずは1つめの蒸留所へ向けA847~A846へとすすむと、途中で約6.5マイル(およそ10km)ほどまっすぐな道。そんなに大きな島でないのに、こんなに走ったら海にとび出ちゃいそうなくらい直線道路を走りました。
翌朝、正面を見にだけ来ました(笑)
約1時間ほどで1つめの蒸留所、ラフロイグ蒸留所(Laphroaig Distillery)に到着。冬場ということもあり来場客は少なめですが、さすがチャールズ皇太子の王室御用達のブランドで205年の歴史を誇る蒸留所です。なかは綺麗なショップと試飲(飲めない人には紅茶やコーヒー)のサービスがありました。試飲(私はコーヒー)をしてゆっくりくつろいだあと、少しお土産などを買い込み、この先にある2つめの蒸留所、アードベッグ蒸留所(Ardbeg Distillery)へ向かいました。こちらも同じく205年の歴史を誇る蒸留所で、中には簡単な食事もできるカフェがありました。地元の方々っぽいお爺さまやお婆さまが5~6人でティータイムをされていました。我々も簡単に食事をして少し見学・・・・・していたら、3つめの蒸留所での蒸留所&試飲ツアーの時間に間に合わないかも!ってな時間になってました。
急いで車に乗り込み、もと来た道A846をひたすら戻ります。またもやながーい直線もすぎて約25分で3つめの蒸留所、ボウモア蒸留所(Bowmore Distillery)に到着したのが13:55。14時から始まるツアーに間に合いました!入ってすぐにツアーに参加できるかどうか聞くと、貸し切り状態とのこと。実は事前にWEB予約や電話予約もできたのですが、たぶんそこまで混でないだろうと思っていたのですが、我々2人だけとは驚きでした。1名の女性のスタッフが、ウィスキーの作る工程を順にみせて説明してくれました。製麦という工程のようで麦芽を作っているところでしょうか。麦の上を歩いて、特殊な重たい器具で攪拌させてくれました。湿度がある部屋で、重い器具を引きながら麦の上を歩くという重労働は、1往復しただけで汗が出てきました。
ボウモア蒸留所にて麦を撹拌する重労働
このツアーでは歴史や行程を順に説明くださったのですが、私はお酒のこともよく知らないので専門用語が難しく、半分くらいしか理解できませんでした(泣)約45分ほどの体験型ツアーが終わり、最後にお待ちかねの試飲とお土産。3種のウィスキーの試飲と試飲用グラス(箱付き)とチョコレート1つ。なんと!これで£10とは驚きでした。私の試飲は全て友人Hのおなかの中に消えてゆきました。ゆっくりお土産も見て買って、蒸留所を出たのは少し薄暗くなってきた16時くらい。周りのショップなども見学して、ボウモアの街は終了。実はフェリー乗り場の港からは、目の前にジュラ島(Isle of Jura)が見えるはずなので明るいうちに見ておこうということになり、ちょっと早いけど港の方へ向かうことにしました。ゆっくり行ったのですが、30分弱で到着。薄暗いものの、うっすらとジュラ島が見えました。
外は相変わらずの雨で暗くなったので、少し車の中で休憩。18時くらいになって少しお腹も減ってきたので、港のパブでアイラ島での最後の食事をすることに。もちろんフィッシュ&チップス。船の出航時間は20時過ぎなので、珍しくゆっくりと食事。ガラガラだったパブは、僕らが食事が終わる頃には満席になり、19時過ぎに車に戻って待機。定時にカーフェリーに乗り込み出港。戻りの船では往路時より更に爆睡し、半分以上寝てました。本土の街ケナクレイグに22時過ぎに到着し、大雨の中、予約しているロッホギルヘッドにあるホテルへ車で35分ほど。予約時に遅くなることを伝えていたので、奥様風の方が待っていてくれました。チェックインしてすぐに就寝。。。したのですが、近くのイビキの音がすごすぎて1時間くらいしか寝られませんでした~。まぁ寝られないときは、それはそれで。
アイラ島の港で食べたフィッシュ&チップス
【1月22日(水)】
翌朝までスマホの見過ぎでちょい疲れ気味も、スコティッシュ・ブレックファースト(朝ご飯)を食べれば元気元気。長距離ドライブに備えて、出発してすぐにガソリンを満タンんに。曇り空の中、まずはオーバン(Oban)へ向けA816を北上。途中、曇り空の隙間から日差しがこぼれる神秘的な景色を何度もみつつ、オーバンの街を一望できるプルピットの丘(Pulpit Hill)に到着。そのあとすぐにオーバンの街へ降りて、待ちの中を少し散策。オーバンはマル島(Isle of Mull)などのさまざまな離島へ行くことができる港町で、カラフルな建物が建ち並び私の好きな町の一つです。
トイレ休憩も済ませて、次の目的地へ向け更にA85~A828~A82~A830へとどんどん北上です。途中、右手に英国本土で一番高い山「ベンネビス(Ben Navis)標高1344m」を見ながら進み、フォートウィリアム(Fort William)も通過して、ついにグレンフィナン(Glenfinnan)に到着です。付近の駐車場に車を駐めて、徒歩で約10分程度で、あのハリーポッターで一躍有名になったグレンフィナン高架橋の橋の下にでます。そこからの風景も素晴らしいものでしたが、そこから更に7~8分ほど山を登ると、今度は橋を上から見下ろせる位置に到達。これであの蒸気機関車ジャコバイト号が通れば完璧なのですが、今回の旅ではそこまでここの場所に時間も掛けることができなかったので景色のみで我慢。次回は蒸気機関車が通過する時間に来て、見て、乗りたいものです。
グレンフィナン高架橋。どこからとっても絵はがきのような風景
この光景の見て興奮がなかなか収まらなかったのですが、本日の最終目的地へ向かいました。ここからスコットランドをA82~A86~A889~A9へと横断します。東へと進むなか、窓を閉め切っている車内に轟音が聞こえてきました。何かと思ったらロイ・ブリッジ貯水池(Roy Bridge Reservior)での放水音です。余り時間が無かったのですが、ちょっと車を駐車場に駐めて小見学し、すぐに出発。途中でトイレ休憩もしつつ、今日の最終目的地ピトロクリー(Pitlochry)に15時過ぎに到着。連れの友人Hがアポを取っていた会社へ訪問して商談。工場見学も含めて約1時間ほどで終了。薄暗くなってきたので、街の写真撮影をしながら散策。
ロイ・ブリッジ貯水池にて放水中!
一気に暗くなってきたので予約していたホテルへチェックイン。広い駐車場には大きなバスが2台。嫌な予感がしたのですが、老人会のツアーだったようです。ホテルのバーで明日の計画を立てながら、ゆっくり食事をして就寝。
【1月23日(木)】
今回の旅では離島への船の欠航もなく、各訪問地でのトラブルもなく、また昨日の商談も問題なく終わり、ほぼ順調に旅程をこなせたので、予備日だった今日は一日フリータイムとなりました。まずは、やはりゴルフの聖地セントアンドリュースを一目見ることに向かいました。A9~A912~A90~A85~A92でテイ道路橋(Tay Road Bridge)を渡ってA914~A919~A92で到着。いつもの駐車場が満車だったため、少し離れたところ(私の第2駐車場)で駐めて徒歩でコースへ行くと絶好の天気。冬場のため昼間でも太陽の位置が低いのですが、あり得ない青空に写真を何枚も撮ってしまいました。
セントアンドリュース・オールドコースのスウィルケン橋
その後、2日目に立ち寄ったエディンバラの街を再び訪問することに。A915~A921~A91~M90と進み、いつもの通りフォース・ロード橋(Forth Road Bridge)を渡るのかと思いきや、新しくできていたクイーンズフェリー橋(Queensferry Bridge)を渡っていました。気がついたときには既に橋の上。新しくと言ってもできたのは2017年8月頃のようで、私が2年前の2018年1月に逆に(北へ)渡った時には、恐らく夜に移動したはずなので暗くて気がつかなかったのでしょう。今回は明るい内に渡ったので、綺麗に鉄道のフォース橋(Forth Bridge)まで見えました。
およそ13時に到着。車を駐めてロイヤルマイル(Royal Mile)やニュータウン(New Town)までエディンバラ城の周辺をグルリと歩き回りました。空の半分ぐらいが青空で絶好の撮影日でもあり、何度来てもここは私にとっては最高の視察場所でもあります。暗くなったなぁと思ったらまもなく17時。最後の宿グラスゴー空港へ向かいました。M8~M73~M74~M8へとカーナビどおりに進み空港へ到着。いつもならM8だけで行っていたのに、新しく道路がつながったのか?道路が混んでいたからカーナビに迂回させられたのでしょう。
逆光のエディンバラ
無事に空港へ到着し、ホテルにチェックインして大量の荷物を部屋に。ガソリンを満タンに入れてから空港内のレンタカー屋へ車を返却。ホテルに戻って、簡単に荷物整理をしてホテルのレストランで食事。スーツケースに空きがあったので、食事のあと空港内にあるスーパーへ少し買い出しに行き丁寧にパッキング。
【1月24日(金)】
いよいよ帰国です。早めのチェックインだったので空いていて、すぐに完了。セキュリティチェックを通過後、ラウンジで朝食。
帰りもKLMで、グラスゴー空港~スキポール空港~成田空港へ。乗り継ぎ時間は約1時間ちょっとだったのでアムステルダムに到着後は、少しラウンジで休憩するだけ。
【1月25日(土)】
国際線の機内はほぼ満席。映画を3本ほど観ているうちにたまに寝落ちして、ほぼ定刻どおりに無事に成田空港に到着。連れの友人Hは、ケアマネのお友達が迎えに来ていたので、空港でお別れしました。