2020/04/12 13:23

 今回の出張は当初、移転作業の為に中止を予定しておりましたが、急遽商談の関係で行くことになりました。5泊7日の予定がまた・・・。

※私個人としての英国出張は16回目となりました。今回は久しぶりにKLM航空を利用しました。


【2月3日(土)】
 前回はハプニング続きの旅でしたが今回は順調な滑り出しで、成田空港~スキポール空港(オランダ)まで約11時間の飛行。到着後に約4時間弱の乗り換え時間があり、スキポール空港内を隅々まで見学しましたら、以前から寿司屋はあったのですが、ラーメンやもできていました。その後、KLMでバーミンガム(Birmingham)空港へ1時間強。予定どおり20時頃にバーミンガムに到着し、予約したホテルの街まで電車で30分。


【2月4日(日)~2月7日(水)】
 4日間、フェアを視察&取引先との商談。最終日にみた天気予報では、明日は数年に一回の大雪・・・だそうです。前回に引き続き、いやな予感がよぎりました。


【2月8日(木)】
 日本が恋しくなってきました。前々日からの予報どおり、朝から雪が降っていたのでホテルを早めにチェックアウトして、出発の3時間前にはバーミンガム空港に到着。大雪のため早朝のフライトが欠航の中、自分の11:00発のフライトはOn Time(時間どおり)。無事チェックインを済ませて、早々に出発ロビーに入大雪のバーミンガム空港りました。ここまで来れば・・・・、と思っていた矢先、Departureボードに「Canceled(欠航)」のマークが点灯!!!急いでチェックインカウンターへ戻ったが、既に長蛇の列。

 9:00から並ぶこと・・・・・イ・ラ・イ・ラ・・・・・なんと10時間!19:00にようやく順番が回ってきて、翌日のエア・フランスのフライトとホテル(1泊2食)をいただきました。日本のディズニーランドですら1つのことに10時間なんて待ったことないです。待ち時間10時間もあれば友達もできました。近くに並んでいたスペイン人の「ルイス君(仮名)」とノルウェー人の「ジャック君(仮名)」も同様に宿泊だったので、みんなでホテルに行き夕飯を共にしました。明日の出発はバーミンガム17:30発AF~パリ着19:25着,パリ23:15発AF~。


【2月9日(金)】
 バーミンガム17:30発AF~パリ着19:25着,パリ23:15発AF~の予定。超余裕をもって12:30には空港に入り、設置してあるモニターでフライト状況を確認しながら昼食を済ませて、14:00過ぎにチェックインカウンターへ。しかしその頃から、昨晩に降り止んでいた雪がまた降り始めたのです。またいや~な予感がしたので、出発ロビーには入らずにその場で待機。15:30頃から、いやな予感どおり14:00以降のフライトが続々とキャンセルしはじめました。本拠地BA(ブリティッシュエアウェイズ)を含むフライト8便以上がが次々と欠航になり、空港は除雪のため17:00に一旦閉鎖のアナウンス。

 その中で自分のフライトは「Delayed - more information at 19:00」と表示されているだけ。まただ・・・(;_;)。初めてのパリ空港を約3.5時間も堪能できるはずが、またしてもバーミンガム空港で足止め。それどころか乗れる気配もないのです。空港閉鎖から1時間を過ぎても何も状況は変わらず、万一乗れたとしても自分の計算だと20:40以降の出発だと、乗り継ぎ便のパリ発のフライトに間に合いそうにないのです。

 随時フライト案内のモニターを確認していると19:00少し前、自分のフライトが1番に「Go to Departure」なったではないですか!出発ロビーに向かうと、すぐに搭乗でき自分の席についてホッと一息。・・・すると、待ち時間に耐えきれなかったのか、ベロンベロンに酔ったフランス人が1名乗り込んできました。彼は席について周りの乗客に迷惑を掛けている様子。乗客全員が乗り込んだ19:40頃に、機長の判断で彼(酔っぱらい)を降ろすよう指示を受けた係員達がやってきて彼を捕獲。捕獲されつつも、お尻を振り踊りながら機内から出て行ったのが20:00。

 これで間に合うだろうと思った矢先、機長のアナウンス「機体の一部にクラック(キズ)のようなものが見つかったので、これから緊急修理します。約20~30分できると思います」。これで更にきわどい時間になってきました。待つこと30分後、また機長のアナウンス「幸運にも直ったので出発します」。アナウンスのあと、離陸したのが20:45頃。機内で今日はパリで足止めかと諦めかけ、しかし大雪のバーミンガムさえ出られれば明日はパリから帰れるだろうと、もう既に泊まる心構えでいました。・・・約1時間のフライトでしたが、フランス時間の方が1時間早いので現地時間22:45頃着陸。

 飛行機が完全に止まり降りる支度をしていると、乗務員が「ホンコン,成田へ乗り継ぎのお客様は、出たところで係員が待機しておりますのでお知らせ下さい」とのアナウンス。小さな飛行機だったので降りたら空港内をバスで移動のタイプ。機内から階段を降りると係員の女性が「NARITA」と書かれているの紙を持っているではないですか!すぐに車に乗せてくれて、ややこしそうな空港内をグルグルまわって約5分。そのあと駆け足で(一部逆走有り)向かい、セキュリティチェックをうけて出発ロビーへギリギリ到着。残り100人弱が搭乗待ちで並んでいた程度だったので、近くの公衆電話から日本の家族に電話をしたのが精一杯。パリ23:15発AF~。初めてのパリ空港は半分以上裏方(ウラカタ)しか見られませんでしたが、この際帰れるなら、どうでもよかったです。

【2月10日(土)】
 夜19:00頃、成田に無事到着。

【番外編~英国のホテル~】
 今回の出張はたいして報告するような内容ではなかったので、番外編としまして英国のホテルや部屋などについて、お知らせいたします。この情報は、筆者が今回を含む過去に英国で宿泊したホテルを例にとって掲載したものです。決して一流ホテルではありませんし、他のホテルも全てこの通りというわけではございません。


 ◆チェックイン
 通常、チェックインの際クレジットカードの提示を求められます。これは前払いと言うことではなく、オーソリゼーション(Authorisation、承認)をとるためです。「万一、逃げられないように」というところでしょうか。まれにパスポートの提示を求められる場合もあります。また、ごくわずかですが、前払いシステムのホテルもあります。


 ◆料金
 たいていダブルルームとツインルームが1部屋1泊の料金ですので、出来たら2人で泊まった方がお得です。1人でしたら広いベッドの方がいいので、断然ダブルルームです。しかし、極めてまれに1人1泊料金の場合もあります。尚、朝食は別料金の場合がありますので、事前に確認が必要です。


 ◆エレベーター
 まず階数の表示ですが、日本の1階=英国のG(グランドフロア),2階=1階(ファーストフロア),3階=2階(セカンドフロア)・・・というように、ずれています。また、これはホテルだからと言うわけではありませんが、ほとんどのエレベーターには「閉まる」ボタンが付いていません。階数ボタンを押して、ちょっと経ったら扉は閉まります。


 ◆部屋の広さ部屋の様子2
 日本のホテルと違って、部屋は天井も高いですし広く感じます。と言うのも、ほとんどのホテルにはシングルルームがなく、一人でもダブルルームやツインルームを使用することになるからでしょうか。料金によって広さが異なるのは当然ですが、やはり地方のホテルの方が広いようです。右の写真には何故か扇風機がありますが、これは非常にまれなことです。今回、何で置いてあったのかも不明です。


 ◆バスルーム&トイレ
 バスタブの上にシャワーが付いているだけで、洗い場はありません。これは日本人には不便でなりませんね。またトイレ(便座)の位置が日本より若干高いので、少し使いづらいです。風呂とトイレは別の場合もあります。


 ◆アメニティグッズなど
 バスタオル,タオル,シャンプー&ボディーソープ,石けん,コップなど。基本的なものは付いてますが、重要なものでは「歯ブラシ,歯磨き粉,ひげ剃り」などは大抵ないです。またほとんどの部屋には「ケトル(kettle)」と「紅茶&コーヒー」があります。ケトルとは湯沸かしポットのことで、保温性はありませんが3分程度でお湯が沸かせます。またスコットランド地方ですとショートブレッドも置いてあるところも少なくありません。


 ◆電話,インターネットなど
 日本の最近のビジネスホテルのようにインターネット無料なんてところは、英国内ではまだ1カ所しか泊まったことがありません(安いホテルに泊まっているからでしょうか)。ほとんどが一般電話回線を利用するしか無く、電話ジャックの形状も日本と異なりますので、ご注意を。


 ◆電気製品,電源
 気をつけなければならないのが、日本から持って行く電気製品です。日本国内の電圧は100V(ボルト)ですが、英国は230~240Vが主流です。よって日本用の100V対応製品ですと、動きが悪かったり使えない場合もあります。日本製でも100~240Vと書かれたもの(ひげ剃りやノートパソコン,デジカメの充電器など)は使用可能ですが、ほとんどのメーカーは海外で使用する保証はしてないようです。

 またコンセントの形状も違いますので(写真右)、事前に変換ソケットを持って行く必要があります。

電源スイッチON 最後に、これが意外と知られていないのですが、各コンセントには電源スイッチが付いています。電源スイッチをONにしないと、当然電気は使えません。


 機会がございましたら、みなさまも英国へ快適な旅をお楽しみ下さい。