2020/04/12 15:14
今回は初めてウェールズ地方(Wales)のカーディフ(Cardiff)から入り、最北端はスコットランドのインバネス(Inverness)へ行きアバディーン(Aberdeen)まで全て車での移動でした。英国では高速道路がほとんど無料の代わりに、日本よりガソリンがすごく高いのです。この期間のレギュラー1リッターの平均価格は£1.20(約260円)。しかし、今回のレンタカーはディーゼル車でしたので1リッターの平均価格約£1.30(約280円)。日本と違って、ディーゼルの方が少し高いんです。9日間の合計走行距離は約1,507.5マイル(約2,412km)でした。
※私個人としての英国出張は19回目となりました。
【6月29日(日)】
成田空港~スキポール空港をKLMで約11時間の飛行。スキポール空港で乗り換えをしてカーディフ空港へ1.2時間で、予定どおり23時頃にカーディフ空港へ到着。
スキポール空港での乗り換え時間が約5.5時間は過去最長でした。前回の出張の際くまなく空港内を観光したにもかかわらず、時間をつぶすためまたフラフラ空港内を散策していました。カーディフへの到着は深夜とわかっていたので、空港から徒歩圏内のホテルを事前に予約済み。ホテルにチェックインすると即就寝しました。
【6月30日(月)】
朝、カーディフ空港にて予約していたレンタカーを借りたのですが、前回のようにまた違う車を用意されました。少し大きくなり、マニュアルのはずがオートマになり、車種もグレードUPで大満足。カーディフ郊外で午前中に一社と商談し昼前に終了。
今晩のホテルはチェスター(Chester)付近に予約済み。そこへ夜までに着けばいいと気楽に考えつつ、ウェールズ地方(Wales)の海岸沿いをぐるりとまわってチェスターへと計画しておりました。更に途中に数カ所の観光名所を候補地にもあげていました。
まずはカーディフから西へ向けてM4~A48~A40~A477と行き、ペンブロック(Pembroke)に到着。車を駐車して徒歩で街中を観光。お城の中も見たかったのですが、他にも見に行きたい観光地があったので敬遠し、お昼のサンドイッチを買って車に戻りました。食べながら地図を開いて、この先の道をよ~く見直してみると、ちょっと時間が厳しいかな?と思い、滞在時間20分程度で出発しました。現在の位置はウェールズの最南西地域。時間は13:30過ぎ。
A477~A4076~A40へ北上。本当はA487でウェールズ最西端のセント・デイヴィス(St.Devid's)へ行くつもりでしたが、ここはカットし先へ。その後A487を北へ進み、たまに車を止めて写真を撮ったりしましたが、カーディガン(Cardigan)を過ぎたあたりで既に16:00。焦ってこの後は、A487~A470~A55と、ひたすら進みホテルに到着したのが19:30過ぎ。出張初日にしては、あまりにもハードな運転の一日となってしまいました。
【7月1日(火)】
イングランド(England)とウェールズの境にあるチェスターから、ウェールズへまた戻り3社と商談です。3社目が終わったのが15:00頃でしたが、素晴らしい見所があると教えて貰ったのが所Llangollen(読み方忘れました)です。高さ100m近くある橋の上を運河が渡っているという不思議なところでした。この上をナローボートと言う細長い船で渡ることができるそうです。
ひとときの観光も終わったのが17:00。今晩の宿泊はリーズ(Leeds)の南にある街ウェイクフィールド(Wakefield)です。そこまでA539~A483~A55~M53~M56~M6~M62~M60~M62~で宿に着いたのが20時ちょっと前でした。車の走行距離カウンターを見ると、2日間で既に580マイル(約928km)も走っていました。道もそんなに良く無いせいもあるようですが、ウェールズは広いし、まだまだ見所があることを再発見。また来たいですね。
ホテルで毎晩、ウィンブルドンのテニスを楽しんでおります。英国の若手ホープAndy Murray(21)の活躍で、盛り上がっていました。
【7月2日(水)】
ウール製品を織っている工場にて朝一番に商談し、今年の秋の新商品の大筋を決めました。この後は、スコットランド(Scotland)へ大移動です・・・と、その前に、是非行ってみたい所がありました。今年の全英オープンの会場でもありますサウスポート(Southport)にあるロイヤル・パークデール・ゴルフクラブ(Royal Birkdale Golf Club)です。
全英オープン2008が始まる前でしたので、まだスタンドなどの施設を設営中でしたが、クラブハウスに付属するショップには入れました。
その後、M6~M74を経てスコットランドへ向けひたすら走りました。グラスゴー南東にある街ハミルトン(Hamilton)に宿泊。
この日、残念ながらアンディーは負けてしまいました。
【7月3日(木)】
グラスゴー周辺で3社と商談。強い低気圧の影響で天気がかなり不安定で、急に雨が降ったり、晴れたりの繰り返しでした。曇りや雨ばかりの英国も、普通この時期は天気が安定しているのですが、スコールのような激しい雨がたまに降ったりもしていました。ウィンブルドンをご覧になった方はご存じかと思います。昨日と同じホテルに連泊。
【7月4日(金)】
新たな取引先を訪問するため朝早めに出発です。パース(Perth)へ向けてM74~M73~A80~M80~M9~A9と約2時間半。商談も昼前に終わり、M90~A90~フォース・ロード・ブリッジ(Forth Road Bridge【有料】)を渡り、ボーネス(Bo'ness)という街を訪問しました。この場所はお店にご来店いただきましたお客様に教えていただきました。港へ荷物を運ぶための昔ながらの蒸気機関車が走っている駅で、今は観光用に走っているようです。
その後、エディンバラ(Edinburgh)を観光した時、英国のガーデニングの極意を見ることができました。エディンバラ城のすぐ横にある公園に来るたびに、傾斜部分に毎回素晴らしいガーデニングを見ていたのです。そこは足の踏み場もないくらい花や植物を丁寧に植えてあるのです。どうやってこんな傾斜地で手入れが行き届くのだろうと不思議に思っていましたが、遂にそのメンテナンス風景を見ることができました。ながーいハシゴ掛けて、作業するガーデナー達をじっと見とれてしまいました。まさに職人技です。
今日はエディンバラ西の街リビングストン(Livingstone)に宿泊。
ウィンブルドンはジュニア女子で英国のローラ・ロブソン(Laura. Robson(14))が決勝に進み、また少し盛り上がってきました。でも彼女のご両親はオーストラリア人で、最近英国人になったみたいなのです。
【7月5日(土)】
土日は訪問する会社もないため観光&移動日です。観光と言いましても、各地の実売調査もかねておりますので仕事感覚はあまり抜けません。M9で懐かしのスターリング(Stirling)を訪問。ここは私にとって思い出深い場所なんです。スターリング城とシティーセンター、スターリング大学をみてから、その後A9をひたすら北上し、ピトロッホリー(Pitlochry)に到着。
今日と明日の宿泊場所は、予約していなかったので直接交渉です。今年の1月に雪で困って偶然見つけ泊まったホテルは、やはり満室。その後、数カ所あたったものの、やはりオンシーズンの観光地はどこも満室。小さなホテルの看板に空き有り(Vacancy)のマークを見つけ、ようやく宿を確保。チェックイン後、ピトロッホリーの街を夕方まで散策。多くのホテルが満室なのがわかるほど人で賑わっていました。
ウィンブルドンのジュニア女子部門で英国の新星ローラ・ロブソン(14)が優勝しました!
【7月6日(日)】
ピトロッホリーを出て、今回最北端のエルギン(Elgin)方面へA9を更に北上です。途中、アビーモア(Aviemore)という街に昼食を兼ねて立ち寄りました。その後、A95~A941でエルギンに入りました。宿を確保してから、エルギン大聖堂などを観光し、今日は早めの就寝。少し疲れが出てきました。
【7月7日(月)】
インバネスへ向けてA96を進み、市内で1社と商談。その後、インバネス城や街中を少しだけ観光し、最終宿泊地ピーターヘッド(Peterhead)へ向かいました。A96~A920~A90。
帰りの空港はアバディーン空港からだったのですが、なぜピーターヘッドに宿泊かと言うと、20年前に167名の被害者を出した北海油田の事故の追悼式の影響でか、アバディーン周辺のホテルの値段が異常に高くなっていました。それでやむなく少し北にある街ピーターヘッドのホテルに予約しておいたのです。
【7月8日(火)】
アバディーン空港(写真一番上)で永いことお世話になったレンタカーを返却。アバディーン10:30発KLM~スキポール13:05着,スキポール15:20発KLM~。飛行機は順調に飛び、機内で寝た方が良いのに映画を4本も見てしまい・・・。
【7月9日(水)】
目は真っ赤に充血。朝9:45頃、成田に無事到着。
今回の旅で、奥が深い英国を再認識させられました。これからもできる限り、まだ見ぬ英国をご紹介していきます。