2020/04/12 15:39

 スコットランド地方(Scotland)のグラスゴー(Glasgow)から始まり、ヒースロー(Heathrow)まで車での移動でした。久しぶりに車での移動距離が長く、合計走行距離は約1517マイル(約2427m)でした。

 ※私個人としての英国出張は21回目となりました。

①レンタカーのメーター部分に、故障のマーク?

【6月23日(火)】
 久しぶりのブリティッシュ・エアウェイズ(BA)で成田空港~ヒースロー空港まで約11時間の飛行。新しいターミナル5ができて初めて、ヒースロー空港で乗り継ぎでした。

 ここのところ乗り継ぎ時間が長~いチケット(約5~6時間)で出張していたため、今回の2時間弱の乗り継ぎに少しバタバタしてしまいました。それもこれも、新しいターミナル5内での乗り継ぎだったのですが、セキュリティーチェックと入国審査で1時間くらいかかったのです。

 特に混んでいた感じでもなかったのですが、セキュリティーチェックでは検査官に言われたとおり、靴も脱ぎ、ベルトも外し、ポケット内の持ち物全てを取り出して、絶対ひかっからないだろうと通った金属探知機ゲート(そんな名前でしたっけ?)でブッブー!。その他に身につけていた金属類と言えば、眼鏡と、ズボンについているジッパーとボタン1個くらい。これで鳴るのか!と驚きましたよ。しかし、これくらいセキュリティーがしっかりしていれば、飛行機に乗るのに安心ですよね。

 同じBAでグラスゴー空港へ向け約1時間。ほぼ定刻どおりの18時頃にグラスゴー空港へ到着しました。事前に予約していた空港付近のホテルにチェックイン。


【6月24日(水)】
 空港でレンタカーを借りて、グラスゴー市内へ向かう途中、何故か車のメーター部分に要修理?(Time for Service)が点灯していることに気がつきました(写真②)。何じゃこりゃ?と不安を抱きつつ運転していて、ハンドルに付いていたボタンを押したら消えたので、そのまま移動。

②エディンバラ市内にあった昔の地図を売っている地図専門店

 新たな取引先になるかもしれないバグパイプ・メーカーとグラスゴー市内で商談。その後、少しながら市内を探索。M8でグラスゴーの西にあるポート・グラスゴー(Port Glasgow)という街へ行き1社商談。今晩もグラスゴー空港付近のホテルに連泊です。


【6月25日(木)】
 朝、グラスゴー市内でもう一社と商談し、その後、M8でエディンバラ(Edinburgh)へ。今回のメルマガで応募いただいた商品達を求めるならこの街しかないと思い、急遽予定の中に組み込みました。エディンバラ市内を探索後、A90のフォースブリッジを渡ってからM90を行き、宿を予約してあるパース(Perth)へ。驚いたことに以前は有料だったフォースブリッジが無料になっていました。

 昨年同様、ウィンブルドンが始まっていて英国内はスコットランド英雄のアンディー・マリー(Andy Murray)の活躍で賑わってました。たしかこの日はグルビス(Ernests Gulbis)に3-0で快勝しました。


【6月26日(金)】
 パース北部で新たな会社を訪問し商談。その後、A90でダンディー(Dundee)北部にあるこれもまた新たな会社で商談。今日はここからが大変でした。予約してあるプレストン(Preston)の宿までロングドライブ。A90~A9~M9~M80~A80~M73~M74~M6と、途中で3回の休憩を挟みながら、なんとかたどり着きました。



【6月27日(土)】
 M6~M5へとプレストンからひたすら南下。途中休憩をはさみ、高速M5をおりてA358~A303~A3088~A37~A354で、ウェイマス(Weymouth)に到着。実は南海岸に連なる世界遺産の「ドーセット及び東デヴォン海岸」を見にきたはずが、はじめに驚かされたのはこの海水浴場です(写真③~⑥)。英国にこんな立派な海水浴場があったとは知りませんでした。いや、沢山あるそうなのですが、私には初めてのことで感動でした。しかもその日の天気の良いこと良いこと!周辺には高級リゾートの別荘も多数有りました。

③海水浴場にある注意書き

④英国の海水浴場!

⑤ブリティッシュ・ライフで売っている連国旗と同じです。

⑥海水浴場には当たり前ですが、この店にもビックリ。

 写真⑤の国旗類は、ブリティッシュ・ライフで輸入しているものと同じタイプのユニオンジャック「Lサイズとバーンズフラッグ」でした。

 A354をさらに南下し、ポートランド島(Isle of Portland)へ行きました(写真⑦)。

⑦ポートランド島

 その後、A354~A35を西へ進み、ウエスト湾(West Bay)に到着(写真⑧)。ここも「ドーセット及び東デヴォン海岸」の一部のようで、少し砂浜を歩きました。その後、プリマス(Plymouth)め向け、A35~A30~M5~A38と進み、、海岸の宿に付近で宿泊。

⑧ウエスト湾

 宿の部屋のテレビでニュースを見ていると、この日もアンディー・マリーは3-0で勝ちました。



【6月28日(日)】
 午前中に行った方がいいという情報から、まずはセント・マイケル(St. Michael Mount)(写真⑨)へ向かいました。プリマスからA38~A30。何事もなく到着したのですが、英国らしいあいにくの天候。しかも潮が満ちていて歩いては渡れないのです。干潮のときは歩いて渡れるようで、期待していったのですが、待っている時間もないので断念。

⑨セント・マイケル

 その後、英国本土最南端の地「リザード岬(The Lizard Point)」(写真⑩,⑪)へ、A394~A3083と行きました。しかし急に強い雨が降ってきて、写真を数枚撮るのが精一杯。雨をしのぐ場所もなく、駐車場まで急いで戻りました。
 今夜の宿はウェールズ(Wales)のカーディフ(Cardiff)に予約済みです。そこまでたどり着けるよう、A3083~A394~A39~A30~M5~M49~M4と進み、イングランド(England)からウェールズへ向け橋を渡りました(写真⑫)。スコットランドのフォースブリッジは無料になったのに、この橋では£5.40支払いました。

⑩英国本土最南端「リザード・ポイント」

⑪英国最南端「リザード・ポイント」の海岸

 高速道路がほとんど無料の英国に慣れてくると、このぐらいの有料道路が異常に高く感じてしまいます。実際、今回の出張で払った有料道路代はここだけでした。しかし英国ではその分ガソリン代が高いのです。今回の平均は、およそ£1.04(約173円)でした。

⑫イングランドからウェールズへ渡る有料橋

 今夜はカーディフ付近で宿泊。


【6月29日(月)】
 カーディフを出発し、北部の小さな街「スランウルティド・ウェルズ(LLanwrtyd Wells)」へ向け、A470~A4215~A40~A483と約2時間。新しいウール織物工場と商談。スコットランド出身のご人夫婦が経営している、こぢんまりとしたこのミルが作り出す、ブリティッシュ・ライフの秋の新商品輸入確定。

⑬ウェールズでのミル工場-1

⑭ウェールズでのミル工場-2

 その後イングランドへ向け車を走らせたのですが、この頃から車の冷房をつけ始めました。それまでは窓を開けて心地よい風や、家畜の香り(におい)を楽しみながら、運転していたのですが、さすがに暑かったです。但し、日本のように湿度がないぶんマシです。

 A483~A470~ひたすらA40~A44で、オックスフォード(Oxford)北部にある世界遺産「ブレナム宮殿(Blenheim Palace)」(写真⑮,⑯)。到着したのは既に夕方で、館内を見るには時間が足りずあきらめて、敷地内の羊とガーデンを見学しました。

⑮世界遺産ブレナム宮殿

⑯世界遺産ブレナム宮殿の主(羊)

 気がついたらもう18時前。A44~A40~M40~M25~M4と進み、ウインザー城とヒースロー空港の中間くらいにあるホテルにチェックイン。テレビをつけると、ウィンブルドンで初の屋根を閉めての試合が行われ、アンディー・マリーは3-2で辛勝。

 実はここのホテルの客室には、冷房がありません。たいてい英国では無いんですよね~。高級ホテルならありますが、私が利用するレベルの宿にはほとんど付いてません。今回のな中では1カ所だけありました。

 で、今日から異常に暑くなり、英国で初めて窓全開(当然、網戸無し)の状態で寝ました。2階だったので少し安心してできたのですが、1階だったら怖くて途中で何度か目を覚ましていたかもしれませんね。


【6月30日(火)】
 業務最終日の今日は、ヒースロー付近の2会社へご挨拶&商談。2時半過ぎに終わり少し時間があったので、ウィンブルドンへ行ってみようかと思ったのですが、車で付近に近づく前に渋滞が始まり大行列。非常に残念でしたが、あきらめてホテルへ戻りました。事前に他の交通事情等を調べておけば良かったです。

 やむなく、ホテルに戻りテレビで観戦していると日本の杉山愛選手が混合ダブルスで戦っていました。

 もちろん今日も、窓全開で寝ました。



【7月1日(水)】
 ヒースロー空港へは早めにホテルを出て、まずは長いことお世話になったレンタカーを空港内で返却。

 またも時間のかかるセキュリティーチェックに行き、また来た時と同じように靴も脱ぎ、ベルトも外し、ポケットの中も空にして、また鳴るかな~って思いながら金属探知機ゲートをくぐると・・・、今回は鳴りませんでした。少し免税店を見ていたら、ブリティッシュ・ライフの商品と同じものが結構ありました。

 BAの飛行機に搭乗してから、出発待ちの飛行機の行列のため45分ほど機内で待たされましたが、特に難なく出発できました。



【7月2日(木)】
 無事、成田空港に45分遅れで到着。ウインブルドンは、英国の英雄ではなく、同じアンディ(米)が決勝までいきましたが、結局フェデラー(スイス)の6度目の優勝で幕を閉じたようです。


 帰国後1週間が経ちましたが、新型インフルエンザは、移っていなかったようです。
ほっとしました。(^_^;)