2020/04/12 15:43

 1月からヨーロッパ全域での大寒波で心配していたのですが、出発直前には関東地方にも寒波がきて、行きの飛行機の心配を初めてしながら成田空港へ早めに向かいました。今回は、スコットランド地方(Scotland)のグラスゴー(Glasgow)から始まり、バーミンガム(Birmingham)まで車での移動でした。合計走行距離は、約743マイル(約1188km)でした。車での移動は前半だけで、後半はバーミンガム付近に滞在。少し短めの8泊10日の旅となりました。

 ※私個人としての英国出張は22回目となりました。
第139回全英オープンゴルフがおこなわれるセントアンドリュース


【2月2日(火)】
 雪!雪!昨晩からの大雪で自宅の周りには約7~8cm積もり、出発前に朝から雪かき。空港への交通状況も心配だったので自宅を早めに出発しましたが、何事もなかったように成田空港へ到着。KLMオランダ航空で成田空港~スキポール空港まで約11時間の飛行。非常に残念だったのが、個人用テレビが付いていない古い飛行機(ジャンボ)だったので、楽しみにしていた映画を見ることができませんでした。

 前まではスキポール空港からグラスゴーやエディンバラ(Edinburgh)への乗り継ぎ時間が長かったので、ここのところ少し敬遠していたKLMでした。しかし時刻表が変わったようで、成田発の飛行機の出発時間が遅くなり、スキポールでの乗り継ぎ時間は約3時間。スキポールは広い空港なので、3時間くらいは免税店などを見て回っていれば何とかつぶせます。

 同じKLMでグラスゴー空港へ向け約1.5時間。ほぼ定刻どおりの22時前にグラスゴー空港へ到着しました。空港内でレンタカーを借りて、事前に予約していた空港付近のホテルにチェックイン。



【2月3日(水)】
 車が完全に凍結してました。朝8時半で車に付いている温度計は-4℃。約15分かけて氷を溶かしてから、M8でグラスゴー市内へ向かいました。

 出張前、アポを取った直後に取引先の社長が裁判員制度で呼ばれたので代わりの社員さんと商談予定だった会社へ訪問。しかし行ってみると、社長さんがいました。なぜか裁判所へ行く時間が夕方に変更になったそうです。

 次は、前回の出張でも行ったバグパイプ・メーカーを訪問。既に注文済みのバグパイプについて再確認。まもなく入荷します。

 グラスゴーからM8~A80~M80~M9とパース(Perth)へ向う途中にある街、スターリング(Stirling)で、休憩をかねて少し街を散策。その後A9でパースへ行き、郊外にあるメーカーと商談。A90で更に東へ向かい、今晩はダンディー(Dundee)市内のホテルに宿泊。


【2月4日(木)】
 少し北の方に来たので、雪が心配で早めにホテルをチェックアウト。ダンディー北部の小さな街フォーファー(Forfar)にあるメーカーと商談。その後、A90~A92~A914~A919~A91と南下し、セント・アンドリュース(St.Andrews)へ。今年の全英オープンが開催予定で、同クラブハウスが150周年という記念すべき年でもあるためか、市内のあちこちで改修工事がされていました。伝統あるロイヤル・アンド・エイシェント・クラブハウスもその一つでした(写真①)。

①150周年へ向け改装中

 郊外にあるヒッコリーパターを製造しているメーカーを訪問し、その後A915~A92~M90~A90でエディンバラへ。ここは通過予定だったのですが、前回と同じ企画で応募いただいた商品達を求めるならこの街しかないと思い、2時間半エディンバラ市内を探索。

 20店舗以上を見て回りましたが、残念ながらご要望に合う商品は1個も見つからず、すこし暗くなってきたので16時頃に街を出ました。東海岸沿いを走るA1で、予約してあるホテルがあるニューキャッスル(Newcastle)へひたすら南下。小雨や濃霧の悪条件のなか安全運転。1回の休憩をはさみ、19時くらいに市内のホテルに到着。



【2月5日(金)】
 天気予報では、この先に訪問予定している地域にはもう雪のマークはなくなり、いつもどおりの雨マーク。新しい取引先となるかもしれないウール製品のメーカーへ初めて訪問。A1(M)~A6108~B6270で北ヨークシャーデイル(North Yorkshire Dales)へ。Bの4桁の道路と言うこともあり、かなり細い道。しかし、残念なことに品質もデザインも価格に見合わず断念。

 次の訪問先があるハル(Hull)へ向け、来た道を戻りA1~A1(M)~M62~A63。ここは数年前まで取引をしていたチェスメーカーで、社長が新しく変わってからは全く音沙汰をなくしてしまったんです。新たに取引ができる可能性がある事を確認できました。


 A63~M62を戻って、M18~M1と更に南下し、今夜はノッティンガム(Nottingham)とダービー(Derby)の中間にあるホテルに宿泊。土曜日ということもあり明日の予定が何も決まっていなかったので、就寝前に地図と相談。すると明日からの宿泊予定地ウォルバーハンプトン(Wolverhampton)の近くに、おもしろそうなところを発見。



【2月6日(土)】
 M1~A50~A518~A41。英国空軍博物館コスフォード(Royal Air Force Museum Cosford)に到着です。(写真②~⑩)エントランス棟を抜けると4棟の巨大な格納庫があり、その中には数百もの飛行機やエンジン,ミサイルなどが所狭しと展示されていました。当社では同関連のピンバッジやカフスボタン等もございます。


 この博物館は国営なので、もちろん入場無料です。車で行くと駐車場代はかかりますが、たしか£2(~3h)でした。見応え十分です。

 こことは別に、ロンドン市内にも英国航空博物館があるそうです。詳しくはオフィシャルサイトでご覧下さい。http://www.rafmuseum.org.uk/

 見学堪能後、A41でウォルバーハンプトンのホテルにチェックイン。荷物を全ておろしてから、レンタカーを返却するため、M6~M42にてバーミンガムの空港へ。今回も何事もなく空港で返却し、その後、電車でホテルへ戻りました。



【2月7日(日)~9日(火)】
 バーミンガムでフェアを視察すること3日間。世界的な景気低迷の影響か、フェアもこじんまりとしておりました。


【2月10日(水)】
 英国の朝食もこれが最後。早めにホテルをチェックアウト。予定どおりバーミンガム空港へ少し早めに到着。機械でチェックインをして荷物を預けた後、ゆっくり免税店をチェック。どうやらリニューアルしたようで、すごく綺麗な内装になっっており、お店の数も増えてました。予定どおりバーミンガムを出発したのですが、スキポール空港到着前の機内放送でアムステルダムは雪とのこと・・・。ちょっとだけいやな予感。

 スキポール空港へ着陸時に見えた飛行場には、たいした雪がなかったので一安心。2時間のトランジットで、あまり免税店も見る時間もなく、自分の飛行機のゲートへ向かいました。ゲートでの手荷物検査後に、チケットのバーコードを「ピッ」確認するところで、赤いランプが点灯。問題発生か!?何らかの理由で、なんとビジネスクラスのシートにアップグレード!いつもエコノミーなので、とてもラッキーでした。ゆったりとしたシートで、とても快適な帰国便となりました。



【2月11日(木)】
 無事、成田空港に到着。