2020/04/12 21:40

 年末年始は大寒波の大雪で大変だった英国も、天候は落ち着いていました。意外に気温もそんなに低くなく(8~12℃くらい)、行く前の東京と比較すると少し暖かい感じがしたくらいでした。今回の出張は、4日間フェアの視察のみでしたので5泊7日でした。滞在中の移動は電車だけで、同じホテルに5連泊という楽ですがちょっとつまらない滞在となりました。今回の写真は文章とあまり関係がない、英国のスナップ写真です。個人的なコメントをつけておきました。

 ※私個人としての英国出張は24回目となりました。


【2月5日(土)】
 成田空港へ到着し、チェックインして荷物も預け、出発の時刻表を見ると「時刻変更」の文字が・・・。前回は1時間くらい遅れたのに、なんと今回は15分出発が早まるというお知らせ。出発が早くなるというのは、何故なんでしょう?定刻に間に合うように来ても、乗れない可能性があるということでしょうか?たぶん、当初の定刻までならば待ってくれるとは思うのですが、やっぱり時間に余裕をもって来なきゃいけないってことですよね。

①スーパーの営業時間の看板。日曜の16:20頃に行ったら既に閉まっていて、あまりにもショックで撮影してしまいました。日曜日に開いているだけ良し、でしょうか。

 KLMオランダ航空で成田空港~スキポール空港(アムステルダム/オランダ)まで約11時間の飛行。ほぼ満席だったのですが、映画を4本も見っぱなしでしたので、時間の経過が早く感じました。1つ気になったのが約11時間、私の隣に座っていた方が、1度もトイレに行かなかったことです。私は通路側の席に座っていてほとんど寝ていないし、自分が離席した時に行ったのかな~って、余計な心配をしておりました。

②ゴミ箱にも街(市)の紋章があってかっこいい。けど落書きが残念です。

 何度も利用しているせいか妙に慣れたスキポール空港に到着し、乗り継ぎ時間は約3.5時間。空港内にあったちょっとリクライニングされたソファーに座っていると、機内でほとんど寝なかったせいか、睡魔がおそってきました。寝てしまってはまずいと思い、買うつもりもない免税店をひたすら歩き回って時間をつぶしました。

③ちょっと変わった形状のポスト。まだ英国には、石造り(コンクリート?)のドッシリとしたポストがたくさんあります。

 乗り継ぎでも、搭乗前にまた手荷物検査があります。またリュックからパソコンを出し、ポケットに入っている財布や携帯電話などを出してスキャンにかけられます。成田空港では、金属など付いていないはずの靴でひっかかりましたが、ここは難なく通過。同じKLMでバーミンガム空港へ向け約1.0時間。機内ではさすがに爆睡。ほぼ定刻どおりの22時前に到着しました。

④有料の公衆便所。CLOSED(使用中)なのに撮影しちゃいました。

 到着後、前回のような異常なまでの荷物検査など何もなく、今回はすんなりと入国審査も通過できました。出口をでて駅へ向かおうとしたその時、切符を買わなきゃなーと、いつも財布を入れってあるポケットをさすってみると、財布がない!と気がついたのです。ササッと、他のポケットとか体中を触ってみたけど、どこにもない。サーっと血の気が引きました。

⑤同じく公衆便所ですが、10pで20分までと書いてありましたが、20分経過したら自動的に開いちゃうのかな?

 出張中のハプニングは、この出張記に書くことが増えて楽しくなると、日本にいるときは常日頃思っているのですけど、そんときは洒落にならない!現金もクレジットカードも全て財布に入っているので、今夜ですら電車やタクシーでホテルへも行けない!しかもこんな夜中に知人にすら連絡できない。考えれば考えるほど、見つからなかったらどうしようと、不安にかられました。

⑥建物の壁に埋まっているATMは、街のあちこちにあります。

 今もし持っているとすれば、手荷物のリュックか、身につけている衣類のポケットくらい。慌てて空港内の通路の端っこにいって、血相を変えて、身につけているジャケットやコート、パンツのポケットを順にくまなく探してみたが何も無し。次に、リュックの中の物を、空港の床に広げて見たけどやっぱり無い。

⑦昔ながらの赤い電話ボックスはほとんど見かけないですが、この近代的?電話ボックスも使われているのを見なくなりました。

 思い出してみるとスキポール空港での乗り継ぎで、搭乗前の手荷物検査時には持っていたことは記憶にあったのです。だからさっき乗っていた機内に置き忘れたことしかあり得ないと思い、到着出口へ戻ってみたのです。するとちょうどKLMの機長と副機長が一緒に出てくるではないですか!

⑧英国でも歩道を自転車で通ることは許されません。しかし、このマークがあればOKです。日本も同じなんですよね~。

 これはちょうど良いと思って話しかけ、今乗ってきた機内で置き忘れをした事を伝えると、私の搭乗券で座席を確認し、中にいる人間に電話をして探してくれるように頼んでくれました。機長によると、頼んだ人が座席周辺を探して、出口まで持ってきてくれるとのことなのです。なんと親切な方々でしょう!機長達はホテルへ帰るとのことでしたので、丁寧にお礼を言い、私一人で出口のところで待っていました。

⑨この黄色い2重線があるところには、いかなる時も車を止めてはならないのです。いわゆる駐停車禁止。

 待っている間、出てこなければ最悪は空港に泊まるしかないと覚悟を決めつつ、機内で財布を出したっけな~とか、搭乗前の手荷物検査の後は財布をどこ入れたっけな~とか、少し落ち着いて考えながらふとリュックを見ていると、なんとまだ確かめていないポケットがもう1つあるではないか!

⑩電車の自動切符売り機

 そういえば搭乗前の手荷物検査の時に、パンツのポケットから出して、リュックの普段あまり使わないポケットにしまったことを思い出しました。パンパカパ~ン、財布発見!しばらくして、何も見つからなかった事を伝えに来てくれたKLMのスタッフにひたすら謝り、予約してあるホテルへ行くため駅へ向かったのです。


 駅に着いたのは22:35。電子版の時刻表を見てみると、上り下り共に6~7本の電車があるではないですか。自分の目的地へ行く電車は23:15発だったので、駅で約40分も時間がありました。


 さて、切符を買おうと窓口を見てみると、5カ所全ての窓口が『CLOSED』。あれ?英国の自動販売機は信用してないから、切符は極力窓口で買っているのに窓口が開いてない。しかも、まだ電車があるのになんで?しかたなく恐る恐る大切なお財布を出して自販機を見てみると、機械に小銭を入れるところがない!小銭どころか、お札も入れるところもない!どうしようかといろいろ見たら、クレジットカードでしか買えないことが分かったのです。


 たった£3.60(500円くらい)なのに、カードだけってどういう事!と腹を立てても仕方ないのですが無事、買えました。切符を買って安心してから、他にもあった自販機をみていたら、現金でも買うことができる自販機が裏側に1台だけありました。慌てないで探せば現金でも買えたのです。しかし全5台中1台だけ現金使用可能って、どうなん?


 で、ホテルに着いたのが0:00頃。問題なくチェックインし、部屋に入ると改装されてすごく綺麗だったんで、ラッキー!しか~し、バスルームを覗いてみると、湯船が無くなっているではないか!!!このホテルは何度も泊まっていたので安心していたのですが、リフォームされてちょっと残念と思ったのはコレが初めてです。


 部屋のテレビも液晶だし大きくなってる。洗面台の鏡なんか電熱線内蔵なのか暖かく、曇らないからすごい!お湯も1つの蛇口から出るようになってたのはサイコー。今まで、熱湯と真水が別の蛇口からしか出なかったんで、冬に手を洗うのが厄介でした。しか~し、今まであった設備をなくすなんてねぇ~。僕は湯船にはほとんど入らないので別に良いのですが、あるはずと思っていた設備がないと、少しだけガッカリでした。


 今回覚えた教訓「慌てない」。今日は、本当にながい1日でした。


【2月6日(日)~9日(水)】
 4日間歩き見てまわって、なんとかいくつか新商品を見つけて輸入することが決まりました。日本で使用している携帯電話に万歩計機能がついているので、それで計測した結果、4日間で約70000歩以上を歩きました。


【2月10日(木)】
 バーミンガムーからスキポール経由で成田空港へ。帰りの機内は空いていて楽でした。


【2月11日(金)】
 着陸の時に雪が降っていたので、ちょっと緊張しちゃいましたけど、無事、成田空港に到着。