2020/04/13 15:36
前半がイングランド(England)、後半がスコットランド(Scotland)という今回の旅は7泊9日。前半は電車での移動のみで、国内線にてスコットランドへ移動した後はレンタカーで動き回り、最終的にアバディーン(Aberdeen)までの走行距離は310マイル(およそ496km)。時差ボケが全くとれない1週間でした。
※私個人としての英国出張は28回目となりました。
【2月2日(土)】
最近は慣れてきましたが、出発時刻の前倒しは今回も健在でした。空港でチェックイン後にすぐにDepartureのボードで確かめると、やはり10分早くなってました。
さて、また今回もKLMです。とても良いとは紹介致しませんが、私にとってはとても無難。無難が一番なのです。成田空港~アムステルダム空港~バーミンガム空港(Birmingham)へと移動。満席。まぁ、こういうことも慣れてはいるものの、長距離フライトではやっぱり空いている方がいいですよね。最近はよく機内後部が座席ではなく貨物用につぶされている機体が多く、今回は半分くらい貨物用だったような気がします。
アムステルダムでの乗り継ぎ時間は約1.5時間だったので、免税店など見る暇もなく、すぐに乗り換えのための荷物検査へ行きました。アムステルダム空港では、若干規制があるものの無料wifiが使えるので、少しの待ち時間のあいだにメールだけしておきました。定刻どおり(16:40)にバーミンガム空港へ到着。
空港から無人モノレールにて電車のバーミンガム・インターナショナル駅(Birmingham International St.)まで移動し、電車で予約してあるホテルがあるウォルバーハンプトン駅(Wolverhampton St.)へ移動。
いつも通りホテルに着いたら、まず携帯電話やモバイルwifiルーターの動作確認などをしてから、PCで仕事です。最近は、前回の出張で買っておいたデータ用SIMカードが手元にあるので、低価格ですぐにネットが使えます。もちろん今回も、次回の分を買っておきます。
エディンバラ城そばのプリンセス・ストリート・ガーデンにあるケルト十字。
【2月3日(日)】
寝てしまいました!昨晩の仕事中に、不用意にもベッドにちょっと横になってテレビを見ていたはずが、目が覚めたらAM1:30。まぁ、寝坊ではないので何てことありません。最近は目が覚めたら無理に寝ないようにしているのですが、ちょっと早すぎ。しかし寝られそうにもないので、再度仕事に取りかかりました。
前回失敗したカーナビの充電はせず、そのまま放置して、業務を一段落つけてシャワーを浴びてから早めの朝食へ。超早起きなもので、お腹はペコペコです。レストランに一番乗り。しっかり朝食をとって準備万端です。
電車で移動し、バーミンガムでのフェアを一日中視察。夕方まで2万歩以上を歩き回るも、なかなか気に入る品が見つからず、その日は収穫なしでホテルへ戻りました。帰りの電車ではガッカリやら、眠いやらで辛かったです。
プリンセス・ストリート・ガーデン内。左下の丸い樽のようなモノは、なんだろう?
近づいてみると・・・、ちょっと洒落たゴミ箱でした。
そのそばには、ご丁寧に灰皿まで。
【2月4日(月)】
また目が覚めたらAM2:00。でも大丈夫。寝たのはPM7:30ですから睡眠時間は十分です。
今日も一日、フェアを視察です。この日は、知り合いの日本人数人と会場でお目にかかりました。また今日も散々歩き回ったおかげでか、数件の収穫がありました。新商品となりうるかは、帰国後に再検討です。
PM3時過ぎになって、左足の付け根が少し痛みと違和感が出たので、早めに戻ることにしました。でも昨日に引き続き2万歩超えでした。同じホテルへ宿泊。明日はチェックアウトするので、少し荷物を片付け始めました。
エディンバラのプリンセス・ストリート。昨年まで大工事中でしたが、だいぶできあがったようです。
エジンバラ城からすぐのロイヤルマイルも工事中。
【2月5日(火)】
AM2:00起床。片付けながらも、ついついベッドに横になってしまい寝てしまったようです。
今日はフェアを視察してから、夕方のフライトでグラスゴー(Gasgow)へ移動です。そのため今朝はホテルをチェックアウトして、大きなスーツケースをフェア会場まで運ばなければなりません。電車での移動ですがかなり面倒です。
ひととおりPCで仕事を終わらせてから、荷物を梱包して朝食へ行くと外は雪。駅まで徒歩3分くらなのですが、雪の中、重い荷物を引っ張りながらだと結構つらいものがありました。なんとか駅にたどり着き電車でフェア会場へ。
昨日までに会場のほとんどを見ていたので、気になったところを再チェックしながらゆっくり歩き回りました。
PM3:00に会場を出て、無人モノレールでバーミンガム空港へ。予約していたLCC(flybe)のフライトにチェックインし荷物を預けました。最近、日本でも始まったLCCは英国ではずいぶん前からありました。私が語学留学していた1997年には既に何社かあったような気がします。
グラスゴーに無事到着。空港付近のホテルに宿泊です。
ブランド店が立ち並ぶグラスゴーのブキャナン・ストリート。平日でも結構な人がいます。
【2月6日(水)】
あいかわらず早起きでAM3:00起床。国内外の出張時は通常、2つぐらい目覚ましアラームを付けておくのですが、ここまでくると実は目覚ましアラームもかけていません。
ひと仕事して朝食を済ませてから、空港で予約していたレンタカーをピックアップ。これまた前回の失敗を生かし、レンタカーのシガーソケットに接続してからカーナビの電源をON。すると、すぐにGPSも認識できました。前回は事前に充電しとかなきゃと勘違いし、ホテルの室内で充電した時に電源が入ってしまったためか、その後GPSがなかなか動作しなかったのです。
そんなカーナビ君が「地図が2年近く古いから更新しましょう」と画面に出すが無視。このメーカーではネットにて有料で地図のアップデートできるのですが、3年くらい使って買い換えた方が安いのでガマンしてます。たまに道無き道も行きますが、それもご愛敬。
今日はグラスゴー郊外の取引先を2社まわって、あとはその周辺の市場調査です。午前中に2社とも訪問すると、共になかなか良い新商品を紹介してくれました。コレらの入荷が楽しみです。
午後はグラスゴー北部の街アレキサンドリア(Alexandria)辺りへ行って、アーガイル工場跡地のショッピングセンターへ。残念ながら、思っていた以上に寂れていて、もう二度と来ないかもしれません。でも素晴らしい建築物なんだけどなぁ。
アーガイル工場の跡地をショッピングセンターにしたようですが、ちょっと、さびれてました。でもすばらしい建物でもったいないです。
アレキサンドリア付近のアーガイル工場(跡地)の説明。ここは車の工場だったようです。
その後、当社メルマガの方限定でのイベントのためグラスゴー市内へ行って、街中をぐるぐる歩き回りなんとか1件の用を済ませました。また、次回出張用のデータ用SIMカードを1枚購入。あと残りの時間は市場調査をして、昨晩と同じホテルへ戻りました。
【2月7日(木)】
残りあと2泊だというのに、今日はAM2:00起き。チェックアウトをしてからレンタカーに荷物を積み込み、グラスゴー南部の街ハミルトン(Hamilton)にある取引先へ移動です。
実はこの会社、毎年バーミンガムでのフェアに出展していたのですが、今年は諸事情で出展を見合わせたようです。ここで約2時間ほど商談し、新商品も発注。ここの商品は受注生産なので、輸入できるまで時間がかかりそうです。
次の目的地はパース(Perth)なのですが、少し時間があったのでエディンバラ(Edinburgh)へ立ち寄ることにしました。特に用はなかったものの市場調査も大切な仕事です。早足で歩き回ること2時間程度。
駐車場に戻りレンタカーでパースへ向けてカーナビをセットし出発。しかし周辺道路が工事のため閉鎖などが多く、且つカーナビの地図データが古いせいか、なかなかエディンバラ市内を抜け出せませんでした。20~30分くらいロスをしたでしょうか、なんとかフォース・ロード・ブリッジ方面の看板を見つけ北上することができました。
パース北部の取引先へPM3:30に訪問するも、担当者(社長)が急用のため不在。しかたなく工員の方と少し話をしていたが、帰ってくる気配もなかったので、またの機会に。
ホテルに戻る前に近くのスーパーへ立ち寄りちょっとお買い物。市内のホテルで宿泊。チェーンホテルでは珍しいことに無料wifiが使えるとIDとパスワードのメモをもらったのですが、自前の回線の方がよっぽど早かったので、すぐにゴミ箱へ。
アバディーン駅。電車で来たわけではありません。電車の旅もいいなぁ。
かの有名な?アバディーン・マーケット。中の怪しげな具合が最高。
【2月8日(金)】
タブレットでニュースをみたら、日本国内で試験的に交差点をラウンドアバウト(円形状の交差点)に改造するところがあるらしい。たしか長野県だったかな。英国で運転をしていると毎回思うのですが、日本の交差点もラウンドアバウトにできればかなり渋滞が減ると思います。しかし土地が必要なんで、都心ではまず無理なんですよね。
あ、今朝はAM4:00起きでした。昨日の運転で凍りかけている道路をノーマルタイヤで走ったため、気を遣いすぎて疲れたのでしょう。現地の方に聞くと、英国北部在住の方でもスタットレスタイヤはもちろん、チェーンすらほとんどの方が持っていないそうです。レンタカーでもそんなオプションはなかった気がします。
さて、業務最終日の今日はパースからダンディー(Dundee)を抜けてフォーファー(Forfar)にある取引先と商談。いくつかの新商品を発注してきました。
予定より早めの午前中に終わり、最終目的地のアバディーンへ北上です。途中にどこも寄らずアバディーンの街へ到着。待ち合わせの時間まで2時間弱あったので、駅やその周辺を歩いてまわりました。さすが北海油田のチカラか、立派な街です。最後の写真にある大学の建物なんて、素晴らしすぎて最初は何か見当もつきませんでした。
あっという間に2時間が過ぎ、取引先へ向かいました。昨年のイベントで実演のため来日して頂いたキャロリンさんを訪問です。とても楽しい方で、現在は仕事と大学を両立しているので、毎日が大忙しだそうです。日々の生活の中から、新しい商品のデザインを生み出しているそうです。今年も新商品を楽しみにしています。
夕方になり、行きつけのパブへ招待してくださいました。お薦めはもちろんフィッシュ&チップス。写真を取り忘れたのですが、超特大でしたが本当に魚の身が柔らかく美味しかったです。バーの店員によると、アバディーンは港町なので魚が新鮮だそうです。
残念ながらチップス(ポテト)は少し残してしまいましたが、魚は全て平らげました。レンタカーをアバディーン空港で返却し、空港付近のホテルに宿泊。
アバディーン大学のマリシャル・カレッジ。歴史を感じます。
よくお世話になっているパウンドランド。いわゆる日本の100円ショップです。
ウィリアム・ヒル。さまざまな賭け事ができるブックメーカーです。ちょっと調べてみたら、ネット(日本語有り)でもできるみたいですね。
【2月9日(土)】
さすがに飛行機に乗り遅れては困るので、昨晩に念のため目覚ましを掛けておきましたが、やっぱり不要でした。AM3:30に目が覚めました。
アバディーン空港~アムステルダム~成田空港へ。帰りもほぼ満席。アムステルダムで飛行機に乗る際に雪が降り始めました。席に座ってしばらくすると「ドアは閉まるのですが閉まったと確認できる操縦席のランプ付かない」とのアナウンス。外を見ると日本で言う牡丹雪になり積もりそう。その後、「整備士が入ってきて操縦席をチェックする」とのアナウンス。雪は更に降る続ける。
出発予定時刻から約30分がたった頃、整備士により解決されたようで「これから出発しますが、雪の融解作業をする」と言うアナウンス。果たして飛べるのか?との疑念を持ちながらも、なんとか出発予定時刻の1時間遅れで離陸。ホッとしました。
機内ではほとんど映画を見るばかりで、眠れたのはほんの2時間程度。日本で普段は映画をほとんど見ないのですが、機内で映画を往復7~8本見ます。英国出張は年に2回なので、計15本くらいを1年で見ていることになります。超短期間ですが、平均すると月1本以上というペースになってしまうことに少し驚いています。
【2月10日(日)】
目を充血させながらも、途中のアイス、朝食はしっかり食べて、定刻の1時間遅れで成田空港に到着。