英国出張記2015冬 (2015年1月28日~2月5日) | 英国雑貨専門店ブリティッシュ・ライフ

2020/04/13 16:44

 エディンバラ(Edhinburgh)に降り立ち、翌朝はオークニー(Orkney)諸島へ。島内ではレンタカーでまわり、その後、エディンバラ経由でバーミンガム(Birmingham)へ向かうという、国内線に3回も乗って移動した7泊9日の旅です。それにしても今回はいろんな空港での待機時間がとてつもなく多かったせいか、体力的にも精神的にも非常にタイトな旅でした。オークニー諸島への訪問は、この出張記を記録し始める前にしか行ったことがないので、おそらく20世紀の事だったと思います。

 ※私個人としての英国出張は32回目となりました。尚、文章の内容と、写真の位置は一致しておりません。


【1月28日(水)】
 前回以上に英国出張直前の緊張感がなく、あやうく飛行機に乗り遅れるところでした。空港までの電車の出発時間を当日朝に調べてしまい、まぁ1時間半前くらいにに着けば大丈夫だろうと高を括っていたら電車の遅延。途中で何度も止まったり徐行したり。結局ちょうど1時間前に着いたのですが、自動チェックインでチェックインしようとしたら、「クローズしました」との表示。慌ててスタッフがいるカウンターへ行くと、チェックインをしてくれました。こんな事は初めてでしたので、ヒヤッとしました。頭を下げながらチケットを受け取り、なんとか問題なく飛行機に乗ることができました。

 さて、また今回もKLMです。成田空港~スキポール空港~エディンバラ空港へと移動。両フライトとも座席は90%くらいが埋まっていました。今回のアムステルダムでの乗り継ぎ時間が6時間もあったので、ちょっと無理をして昨年ゲットした会員制高級ラウンジを無料で利用できるカードを初めて使う機会。中に入ってみると、今まで国内とかで利用したことがあるラウンジとそんなに変わらなかったですが、通常のフリードリンク以外に簡単な食べ物とお酒も食べ飲み放題。電源も自由に使えるのでいろんな端末を一度に充電できて大助かりです。そこに約5時間くらいいて、パソコンで仕事したり、ぼーっとしたり。後半の1時間は睡魔との戦いで、目覚ましも掛ける始末。

 何とか寝ずに飛行機にのることができて、エディンバラ空港に到着し入国審査。本当に地方空港での入国審査は、ほとんど待たないから絶対オススメです。小さな空港だと荷物もすぐに出てきますし。空港の外に出ると目の前の駐車場に止まっている車が全て真っ白。なんと、少し前まで雪が降っていたようです。そこからタクシーでホテルへ行きチェックイン。

 さて長時間フライトと乗り継ぎでクタクタの中、自前のモバイル回線のセッティングを始めようと、前回の英国出張時に買っておいたデータ専用simカードの封を開けてみると、なんと!simの大きさがスタンダード。自分の端末はマイクロサイズ(汗)。実は以前も同じ失敗をやってしまったのです。仕方ないので、今回も持参のナイフで切ってみようとよーく見てみたら、どうにもチップの部分(金色の金属部分)の形状か異なるんです。どの位置で切ったらいいかよくわからないまま、取り敢えず同じ大きさに切ってみて差し込んでみた。前回は上手くいったのですが、今回は無反応(泣)。

 仕方ないので、むかーし使っていたwifiルーターがスタンダードサイズのsimに対応しているので、これまた自前のセロテープで貼りもどして、ちょっと無理矢理差し込んでみたら使えました(笑)。しかし、このルーターは約3年間使っていなかったのでバッテリーが心配。明日、エディンバラ空港でマイクロサイズのsimを買うことにします。クタクタになって就寝。

自業自得ですが、このお陰でクタクタに。

エディンバラ空港に着いた翌朝。前の晩から、一面真っ白で駐車場の車が雪で覆われてました。


【1月29日(木)】
 寝たのが1時ぐらいだったのですが目が覚めたのは3時半。昨日の移動で24時間以上寝ていなかったのにもかかわらず、時差ボケは凄いものです。

 今日はエディンバラからカークウォール(Kirkwall)へ飛行機で移動し、オークニー諸島にあるシルバー・ジュエリーメーカー【ORTAK】へ訪問予定。早起きしたついでに早めに空港へ向かい、ちょっと割高だけど予備のデータ用micro-simを購入して一安心。

 チェックインしてから荷物を預けて、手荷物検査場へ。しかしまだゲート番号が決まっておらず、約1半時間ほど時間があったのでラウンジで時間つぶし。ラウンジ内にある出発便の掲示板をみると09:25発が09:45発とのDelay(遅延)の表示。少し経ってまた見てみると、今度は09:45が10:45・・・11:45・・・12:50・・・とドンドン遅れるではないですか。さすがに取引先との約束に間に合いそうにないため、メールで連絡しておきました。そして、ついにゲート番号(19番)が表示されたのです!

 すぐに19番ゲートに行ってみると、スタッフも待っている乗客も誰もいませんでした。しかしゲートの表示には『KIRKWALL』との表示。4~5分すると乗客らしき1組の老夫婦。その後にスタッフ数名がようやく来ました。続けてプロペラ機もゲートの目の前に到着。やっと来たと安心していたのもつかの間、ゲートの表示が『CLOSED』に変わっているではないですか!

 はぁ~???気がついたときには老夫婦がスタッフと話していたのですが、どうやら出発時刻は更に遅れて14:10とのこと。まだ2時間近くもあるので、今度は気分を変えて別のラウンジへ行って待機。

 しばらくするとゲート番号(こんどは先程のお隣18番)が表示されたので行ってみると、18番ゲートには何故か『SUMBURGH』との表示。はて?この空港名はシェットランド(Shetland)ですよね。私が行きたいのは『KIRKWALL(オークニー)』。待ちすぎてちょっと頭が壊れかけているのか、もう聞く気もしなかったので、ゲート前のベンチでそのまま待つことにしました。寝不足&待ち過ぎで「ハイ」になっていたのか、何だかこれから何が起こるか楽しくなってきていました。

 数分で18番ゲートにてサンバラ(SUMBURGH)行きのお客様の搭乗案内が始まりました。ですよね。そのように表示されてますし。たしか2~3名が乗ってきました。その後すぐに、カークウォール行きの搭乗が案内されたので言われるまま乗ってみました。もちろん同じ飛行機です。カークウォール行きはおよそ10人程度。

 機内に入ると機長がなんやら案内を放送し始めましたが、元々そこまで語学力も無い私ですし、且つ旧型の超小型プロペラ機のせいかスピーカーの音が割れまくりで、その上プロペラの真横の座席3A。全く意味もわからず出発しましたが、まぁ、いずれにしても離島に行けるはず。

 しばらくすると着陸態勢に入るとのCAさんからの案内。前の方の席だったので、肉声が聞こえて理解できました。どうやらこの飛行機はカークウォールに降りて、一部の乗客を降ろすようです。そして、サンバラ行きの乗客はそのまま機内に待機しているように伝えてました。こんな事ってあるんですね~。あとでオークニーの現地人に話を聞いたら「いつもの事」って言ってましたけどね。英国にはまだまだ知らないことがいっぱいです。

 ようやくオークニー諸島に到着しました。シェットランドの空港より更に小さな空港で、レンタカー屋も1つのみ。迷うどころか、逆にレンタカー屋のおばちゃんがアイコンタクトしてきました。あんたでしょ!って。はい。私が借ります。

 ここでまた初めての出来事に遭遇しました。通常、英国でレンタカーを借りるときには、国際免許とクレジットカードが必要です。たまに国際免許を見ないところもありますけど・・・。しかし、ここでは国際免許には目もくれず、日本の免許を見せて、と言われました。なんだか免許の番号を転載してましたが、なんの役に立つのやら。

 でも問題なくレンタカーも借りることができたので、出発です。空港から10分ほどでカークウォール市内に入り、すぐに取引先の【ORTAK】へ到着。1時間ほど話をしたのですが、到着したのが既に16時近かったので、また明日の朝に出直すことにしました。元々、明日は予備日(=観光?)として特に予定は入れておかなかったので良かったです。

 車でホテルに行って、19時過ぎには就寝。

新ORTAKの新社長によるデモンストレーション。近い将来、日本にお招きしたいです。

ORTAKのスタッフ。


【1月30日(金)】
 ここのホテル、実は前回にオークニーを訪問したとき(約15年以上前)と同じ宿なのです。別に市内のホテルでもよかったのですが、安いところをってネットで探していたら、偶然にも同じホテルでした。価値観が変わっていない証拠ですね。

ホテルの部屋から見えたロッホ(湖)。このホテルでは2泊とも貸し切り状態(宿泊者1名)でした。冬はオススメ?

 早起きなので毎朝お腹はペコペコです。朝食をとるために1Fのダイニング兼バーに行くと、ビックリ!私の分(1名)のセットしか用意していないのです。そういえば昨晩バーに7~8人のお客さんは地元の方だったんでしょう。そう、昨夜は貸し切りだったようです。

朝食時に気がついたのですが、ホテルは貸し切り状態。広いダイニングを独り占めでした。2泊目もです。

 朝食を済ませて、再度ORTAK社へ再訪問です。仕事の話は午前中で終わり、午後は現地の市場調査(という名の観光)を一人でしようと考えていました。しかし、なんと社長が今日はオークニーを案内してくれるとのこと。話しをしていたら、実は私と同い年の社長。

 まずはカークウォール市内にあるセント・マグナス大聖堂です。オータク社から徒歩3分ほどで到着。街中なので人も多いですが、ここまで歩く間には彼の知り合いだらけ。少なくとも10回ほどはすれ違う人、車の運転手、お店の店員さんなどに挨拶をしていました。人口2万人弱のこの島では、みんなが友達のようです。本当にビックリしました。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その1】。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その2】。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その3】。内部の階段で上っていく途中に下を見下ろしている。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その4】。内部の階段で上っていく途中に下を見下ろしている。

 さて、この大聖堂は彼のお気に入りの場所のようで、中に入るとオフシーズンなので数人のお客さん。彼はもちろんここの管理人さんとも親しく話をしていました。この大聖堂の塔の上に上れるそうなのですが、あいにくそのツアーは実は火&水曜日のみ。しかし彼が、日本からわざわざ訪ねてきてくれたから、と言って特別に上らせて頂きました。本当は駄目なのに。しかも確か有料なのに。

 はじめは広い階段や通路が、徐々に狭くなり、最後は大人一人が通れるかどうかの狭さの螺旋階段をのぼると頂上に到着。カークウォールの街を360°見ることが出来ました。降りてから管理人さんにお礼を言って、次は会社へ戻って車で移動です。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その5】。頂上(【その2】の時計の上部分)から見下ろす景色。南側。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その6】。頂上(【その2】の時計の上部分)から見下ろす景色。東側。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その7】。頂上(【その2】の時計の上部分)から見下ろす景色。北側。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その8】。頂上(【その2】の時計の上部分)から見下ろす景色。西側。

カークウォールにあるセントマグナス大聖堂【その9】。頂上(【その2】の時計の上部分)から見上げる屋根。

 まずは南東部のお気に入りの景色のところに連れていって頂き、そこから程近い社長のご自宅へ行き、奥様と息子さん(16歳)にご対面。息子さんは最近、日本のアニメやゲームにはまっているらしく、日本から来たことを言うとちょっと嬉しそうに驚いてました。こんな事なら何か特別にお土産を買ってくれば良かったなぁと、少し後悔。

 ちょうどお昼時なので、奥様も一緒に近くのホテルでランチです。こういう所では必ずフィッシュ&チップスを食べてみます。白身魚は肉厚で、チップスが独特の揚げ方で美味しかったです。その後、奥様をご自宅へ送り届けてから、オークニー北東部を案内してくれました。右の写真のほとんどがオークニー諸島の写真ですが、この日は一日強風が吹き続けていましたので、写真もピンボケだらけで半分以上使い物になりませんでした。

 なんとか明るい夕方4時頃まで案内して頂き、最後に社長のご実家へ連れてって下さりお父様もご紹介して下さいました。社長のご実家は前ORTAKがあった巨大工場の目の前。新しい会社のすぐ側でもあります。紅茶をごちそうになりながらお話をしていると、なんとお父様は昔船乗りで、1960年頃に神戸と名古屋に来たことがあると仰ってました。

 オータクの社長に明日の私の予定を話すと、乗り継ぎも同じでバーミンガムまで一緒とのこと。どうやら今年は展示会には出展しないが、情報収集のため展示会を視察するようです。

 会社に戻り沢山のお礼を言ってから、自分の車でホテルへ戻りました。この晩、すごい強風が更に強くなってきているようで、部屋の中でも凄い音でした。テレビで天気予報を見ていると、オークニー諸島付近で見かけない文字が見えました。『50-60mph Gusts』と。

店と空港と教会があるが、人口0(ゼロ)の島『ラム・ホルム(Lamb Holm)』。そこにある教会『イタリアン・チャペル』。

イタリアンチャペルの内装は、ほとんどがペイントという凄くシンプルな造り。両壁面の煉瓦調デザインもペイントです。

メインランド北西部の島『ブロ・オブ・バーセイ(Brough of Birsay)』。この日はとてつもない強風でこの位置に立っているのもやっと。波が島にぶつかり、島より高く波しぶきが上がっていました。


【1月31日(土)】
 暴風雨おかげで、8時前に寝たのに0時半に目覚めてから、うるさくてほとんど寝られなくなりました。でも今日は移動のみで、いつでも寝られそうなので大丈夫。

 朝食に一番乗りの時間に1Fのバーへ行くと、やはり今日も貸し切り。自分でシリアルやジュースを取るところには、お皿が1枚、コップが1個。本当に私の分しかセットしていないのです。でもシリアルとかジュースは沢山おいてありました。オフシーズンのこのホテルは安いですし、ある意味オススメです。冬なので、日は極端に短いですけど。

 さてレンタカーを返す前に給油です。日本でも現在ガソリンが安いですが、英国でも安くなっているようです。でもほとんど乗らなかったので6ポンドで済みました。島もそんなに大きくないですしね。

 何事もなく空港でレンタカーを返却し、昨日から心配していた強風ですが、飛行機は飛ぶようです。レンタカー屋のおばちゃんによると、かなり揺れるだろうとのこと。

 少しするとオータクの方々(社長と社員2名)もやってきました。フライトの予定は、カークウォール~エディンバラ~バーミンガムです。私のチケットの予約の方法がいけなかったようで、チェックインするとエディンバラまでのチケットのみを渡されました。乗り継ぎで行くことが出来ないとのことなのです。仕方ないのでエディンバラで一旦荷物を引き取ってから、その後またチェックインして荷物を預けなければなりません。こんな小さな空港でも決まりは決まりのようです。

 実はチケットをネットで予約するときに、まずエディンバラ~カークウォールの往復チケットを予約して、次に別にエディンバラ~バーミンガムのチケットを予約したのです。そうすると、チケットが繋がっていないのです。しかもエディンバラ~バーミンガムのチケットだけe-チケット。

 エディンバラ空港もそんなに大きい空港ではないので、スムーズに再チェックインして乗り継ぎ。時間も余裕があったので、一昨日6時間近く滞在したラウンジで少し休憩して、バーミンガムへ。

 夕方にバーミンガム空港へ到着し、オータクの3名と別れて、ここから電車でホテルのある街まで約40分。

 ホテルに到着すると、すぐに郵便物を渡してくれました。そうです。次回の英国出張用として日本から注文しておいた、データ通信用simカードです。そういえば結局、エディンバラ空港で買った予備のmaicro-simは使わずに済みました。これで2出張分予備があるので次回か買う必要は無いです。部屋に入り、少し心配になってsimカードの中を確認したら、micro対応でした。よかった~。さて明日から歩きまくるので早めに就寝。

世界遺産「オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地」のひとつ『スカラ・ブレイ(Skara Brae)』【その1】。オフィシャルサイトは、こちら

世界遺産「オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地」のひとつ『スカラ・ブレイ(Skara Brae)』【その2】。

世界遺産「オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地」のひとつ『スカラ・ブレイ(Skara Brae)』【その3】。

【2月1日(日)~3日(火)】
 この3日間は電車通勤で毎日、展示会を視察。初日に日本で一緒に英国展に出展している同業者の方々と会い、その夜にお食事をごちそうになりました。美味しいイタリアン、ごちそうさまでした。

 毎日平均29000歩。これだけ歩くと健康に良くないような気もしてきました。少しばかりですが、いいものが見つかりました。


【2月4日(水)】
 さて、帰国です。朝9時25分発のフライトなので、ふつうに朝食を食べて7時過ぎにホテルをチェックアウト。バーミンガム空港~アムステルダム~成田空港へ。

 バーミンガム~成田の座席が3席の真ん中しか予約できなかったのですが、何故かその両脇が親子・・・。私が先に真ん中に座っていたので、気まずそうに向こうから「窓側と変わってくれますか」って。あわよくば、真ん中を使おうって魂胆で予約したのでしょうか、そうは問屋が卸しません。何せほぼ満席なのですから。残念~!


【2月5日(木)】
 最近は自分で持ち込んでいるタブレット等もあるので、自分の好きな映画や書籍をそれに入れておいてあるので、かなり時間をつぶすのが楽になってきました。無事に成田空港に到着。


※この出張記は、一部お店やホテルなどの名称を明記しておりません。何かお知りになりたい方は、メールやツイッターなどでお尋ね下さい。お答えできる範囲でご返事致します。また内容については、後日また思い出す事があれば追記・変更することもあります。