2020/04/13 22:25
ウェールズ(Wales)~イングランド(England)~スコットランド(Scotland)へとレンタカーでドンドン北上し、アバディーン(Aberdeen)でレンタカーを返却。走行距離は1,102マイル(およそ1,763km)。6泊8日の旅。
※私個人としての英国出張は38回目となりました。
【6月4日(月)】
毎度おなじみのKLMです。成田空港~スキポール空港~カーディフ(Cardiff)空港へと移動予定。アムステルダムでの乗り継ぎ時間は約1.5時間なのに少し出発が遅れるとのこと。しかし順調に飛行し心配していた遅延もほぼ関係なく、定刻でスキポール空港に到着。到着後の手荷物検査もスムーズに終え、すぐにカーディフ空港行きの機内に乗り込む。
まだまだ明るいカーディフ空港に到着後、予約していたレンタカーカウンターへ。勝手に若干アップグレードされてましたが、価格はさほど変わりないので何も言わずそのまま借りました。車に荷物を載せ、予約してあるスウォンジー(Swansea)郊外のホテルへ約45分のドライブ。19時過ぎにホテルへ到着しチェックイン。22時過ぎまで眠気をガマンして就寝。
【6月5日(火)】
眠気をガマンガマンして遅くに寝たのにもかかわらず、朝2時半頃に目が覚めてしまい、パソコンで仕事。そのあと2時間くらい寝たり起きたりゴロゴロしつつ、朝8時に出発。9時のアポイントだったのですが、30分で着くところ渋滞などを考慮して早めに出たのです。突然!珍しく電話の音。出発して15分ぐらいで会社から電話がはいりました。
なんと!私のクレジットカードが不正利用されているようで、すぐにカード会社へ電話するようにとのこと。車を止めてカード会社へ電話してみると、apple製品は持ってないのに itunes.com で11800円を購入したとのこと。すぐに返金&カード停止してくれましたが、カード停止って・・・。今日から1週間、英国出張なのに使えないじゃん(汗)でもこのカードはサブで、メインカードがあるので大丈夫。
今回のような何十万円とかではない中途半端な金額だと、appleユーザーは気がつかない方もいるのでは???皆様、たまには明細を確認しましょう。あと、ほとんど使ったことなかったけど、日本のIP電話(050~)を契約しといて良かったです。帰国して確認したのですが、日本の一般電話へ合計33分話して568円でした。いまならもっと良い(安い)方法があるのかもですけど。でもフリーダイヤルには掛けられませんでした。
さて、15分前に着くはずが15分遅れで到着。スウォンジーとカーディフの中間北部にある工房で、来年のイベント招聘について打ち合わせ。販売方法やディスプレイなど、細かなところまで確認できました。約1時間半で終了し、次はウェールズ西の果てグランストン(Granston)へ向かいます。
ウェールズでみかけたバス停
約2時間ちょっとなのですが、目的地に近づくと道が・・・。雪の壁ならぬ草の壁で狭いどころではないのです。なんとか到着しまして、初訪問での商談。決して大工場ではないのですが、歴史があり予想以上の良い製品を作っていました。今後、取引できるかどうか期待してます。こちらも約1.5時間で打ち合わせが終了し、次はカーディフ市内へ戻ります。
ウェールズの織物工場
2019年ラグビーワールドカップに備えて勉強のため、ラグビーウェールズ代表の本拠地でもあるプリンシパリティ・スタジアム(Principality Stadium)へ向けて約2時間半。この無駄な移動になってしまった理由は、予定が何度も変更となってしまい、しかしながら宿泊地を事前予約(格安&前払い)してしまっていたためなのです。まぁ自分が運転するのは苦にならないので、のんびり東へドライブしました。
プリンシパリティ・スタジアム
16時半に到着し、周辺を見学してからショップでちょっとお買い物。約30分の滞在でスタジアム付近を出て、このあと夕飯を併せた会議があるため、スーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent)のレストランへ急いで北上。約3時間のロングドライブで8時に到着。お約束していたお三方には大変お待たせ致しました。結局、今日だけで400マイルくらい運転しました(疲)
【6月6日(水)】
昨日の運転の疲れもなんのその、昨晩寝たのは0時過ぎていたはずなのに、4時半に自然起床。昨晩のお三方と朝食もご一緒したあと、また運転業務です。リーズ(Leeds)北部で午後に打ち合わせアポをとっていたので、1~2時間の余裕がありました。下道を行きつつ、途中の街に立ち寄りながら北上することにしました。通りががりにリーク(Leek)という街で小さなマーケットが開かれていたのでちょっと立ち寄り、次はバクストン(Buxton)。このくらいで先へ進み、予定どおり14時過ぎに到着。
バクストン
たいていの駐車場ではカメラでナンバーを撮られてます。自分のナンバーを間違えずに入力して支払いましょう。
ほぼ毎回来ているこのブランドとは、かれこれ15年近いお付き合いとなりました。その会社ももう創立175周年という素晴らしい歴史を持つ会社となり、そのような歴史ある会社とお取引させていただけている事に嬉しく思いました。約2時間で今年の秋冬の商材も確保し商談終了。このあとはグラスゴー(Glasgow)へ向け更に北上です。
A65~M6~M74で途中2度ほど休憩し(2度目は少し寝てしまいました)、20時半頃にグラスゴー市内のホテルに到着。20:30でも普通に明るいので運転しやすいのです。明日の朝は早いので早めに就寝。
グラスゴー
【6月7日(木)】
5時過ぎに起床。9時にスコットランド国際開発庁様のご紹介で決まったグラスゴー市内のショップに訪問。少し遅れ気味に行くと、現地のスコットランド国際開発庁のご担当者が入り口前でお待ち頂いておりました。実は私はその方が来ることも知らなかった(一人で行くと思っていた)ので、少し驚きましたが前日には日本からご出張で来ていたご担当者も訪問されたようです。
ここでは一部のラグビースコットランド代表グッズを企画されているとのことで、いくつか商品を見せていただきました。代表のライセンス商品なのですが原産国も英国ではなく、且つお値段がソコソコします。デザインは良いので、今後輸入の可能性もございます。
このあと、エディンバラ(Edinburgh)にあるラグビースコットランド代表の本拠地でもあるBTマレーフィールド・スタジアム(BT Murrayfield Stadium)に訪問。こちらでも来年のためにお勉強。スタジアムがクローズでも、門番の方に言えばショップには入れてくれました~。
BTマレースタジアム
今夜と明日はアバディーン郊外のホテルに2連泊です。アバディーンまで行く途中、休憩がてらにパース(Perth)の街に寄りました。昔は取引先が近くにあったのでよく訪問していましたが、最近は宿泊か通過しかしていなかったので久しぶりです。スコットランド最長のテイ川(Tay)に渡る橋だけでも絵になる風景で、なぜか心が落ち着く街です。
パースの橋(テイ川)
夕方、やはり北にくると寒くなってきました。アバディーンのホテルで宿泊。
【6月8日(金)】
隣にあるパブで朝食。本当は昨日の夕方にフォーファー(Forfar)で打ち合わせがあったのですが、モロモロの事情により今日に延期とさせていただきました。よって今日は少し南へ戻る方に向かいます。こちらは2名の代表がいる会社なのですが、お二方ともとてもフレンドリーで、いつも仕事以外の話になってしまいます。しかし共に高齢で、会社に別の代表を迎え入れる準備をしているとのこと。昨日私が来られていれば次の代表の方にご挨拶できたのですが、本日はお休みのようでした。次回にはお目にかかれるでしょう。
商談が終了。元々今日は予備日だったので午後は空いています。ちょっと調べて、ここから近くにあるThe Bayへ行って昼食とすることにしました。The Bay はストーンヘブン(Stonehaven)にあるフィッシュ&チップス持ち帰り専用ショップで、2013年に英国フィッシュ&チップス協会から英国No.1の称号を授けられました。持ち帰りといっても実際は、付近にテーブルとイスが沢山あるので、そこでみんな食べています。オーナーシェフであるカラム・リチャードソン氏は、ここ数年の間に何度か訪日して、自身のフィッシュ&チップスを提供しているようです。
行くと決めた1時間前にカラム氏の日本の代理人N氏に行くことを連絡したらコンタクトしてくれて、店頭でご本人とご挨拶もできました。日本でも食べたことありましたが、やっぱり現地で食べるとより美味しいです。平日のお昼時を過ぎても、お客はひっきりなしに来ていました。
The bay
The bay のフィッシュ&チップス
昨晩と同じホテルに宿泊。
【6月9日(土)】
今日も隣にあるパブで朝食を食べて、今回の最重要商談があるバンコリー(Banchory)へ。午前中の商談だけでは終わらず、食事休憩をとることに。近くの小さなホテルのレストランへ連れて行っていただき、スープとスモークサーモンを頂きました。ホテルではちょうど結婚式をやっていて、綺麗な花嫁も見ることができました。もちろんバグパイプの生演奏があったり、出席者の一部男性はキルトを着用されていました。
Cari & Co
しかし最近の若い方は教会で式を挙げなかったり、キルトも持っていない方が多いそうです。多くはレンタルキルトだそうですよ。ちょっと残念な気持ちになりましたけど、日本と同じように世代が変わって様式も変わってきているようです。結局、商談は夕方4時過ぎまでかかりました。
ホテルで結婚式をする新婦と新郎
最終宿泊地はレンタカーを返却することもあり、予約していたアバディーン空港付近のホテルです。ホテルの駐車場に入り、車から降りるとホテルマンが近づいてきました。彼から衝撃の一言「ホテルのシステムがダウンしているので利用できません。」えーーーーーーっ!・・・続けて、「すぐそばのホテルに同価格で泊まれるように手配しているので、そちらへお願いします」とのこと。ホッとしました(汗)たぶん土曜日だから、システムエンジニアも来てくれないのでしょう。
車で出て、すぐそばのホテルへ行きチェックイン。価格も同じで、グレード的には若干UPだったのでラッキーでした!車から荷物を全て下ろして部屋に置いてから、ガソリンを満タンにしてレンタカーを返却。部屋に戻って、テレビを見ながらゆっくり荷造りをして就寝。
【6月10日(日)】
さて、帰国です。ホテルをチェックアウトし専用シャトルバスで空港へ行こうとフロントで尋ねると、ドライバーと電話がつながらないとのこと。まぁ歩いても5~6分なので、大きな荷物が厄介ですが、せっかちサンなので徒歩で空港へ。
帰りもKLMで、アバディーン空港~スキポール空港~成田空港へ。乗り継ぎ時間は約70分ほどしかないところ、アバディーン発の飛行機は30分遅延。離陸したのは40分遅れでしたが、かっ飛ばしたのか、15分遅れ程度でアムステルダムに到着。普通に乗り換え完了。
【6月11日(月)】
国際線の機内は90%程度でほぼ満席。乗り込んでから15分程度遅れるとのアナウンス。どうやら貨物を積み込みに時間が掛かっているようです。おそらくギリギリにアムステルダム入りした、私の荷物をのせいでしょう。映画を4本ほど観ているうちに、ほぼ定刻どおりに無事に成田空港に到着。