2023/02/22 01:30
(Part1からの続きです)
【2月10日(金)】
昨晩からの雨が続いているようで朝もポツポツ。おいしい朝食を食べて出発です。まずはA87を北西にぐねぐね進み、美しさでは英国No.1と思うエレン・ドナン城に。今まで何度も訪れていますが中に入ったのは今回が初めて。中に入るとお城の歴史から現在の城主の状況などが解る資料が数多く展示されていました。内部の撮影は一切不可。雨がひどく外からの写真はいまいちでしたが、それでも美しいと思います。セントアンドリュースクロス旗も良い感じになびいてました。
橋を渡るだけでかなり雨で濡れましたが、カフェで温かい飲み物をいただきホッと一息。そして更にA87を進んでスカイ島へ。予定していたところがあいにく都合が合わず行けなくなり少し時間ができたので代わりにもう一カ所蒸留所へ行くことに。スリガチャン・オールド・ブリッジのところを曲がりA863~B8009。Bの4桁はパッシングプレイスの看板が立ち並ぶかなり細い道路です。
タリスカー蒸留所に到着。ここもちょいと見学して来た道を戻ります。B8009でスリガチャン・オールド・ブリッジの横を通過してA863へ。その途中、来るときに見かけたCo-opのガソリンスタンドが安かったので車にも栄養補給。£1.49/Lだったかな。A863からA851でスカイ島を南下しアーマデールへ。
予約しているカーフェリーでマレーグへ向かう予定です。スマホ情報では今朝から悪天候のため欠航の可能性もあるような状態だったのですが、到着したら2台先着の方が並んでいたのでホッとしました。
いろいろなところで何度もカーフェリーにはお世話になっていますが、今回初めてバックで入船。出るときのためでしょうがナカナカない体験でした。英国人は駐車場に基本、頭から突っ込むのが普通なのに(笑)
約30分の乗船時間なのですが悪天候でなかなかの揺れ。同行者は船に弱いようでかなり参ってました。マレーグに無事到着し、予約していた港付近の宿に宿泊。
【2月11日(土)】
朝はカモメの鳴き声で起床。そろそろ朝ごはんにも飽きてくる頃かとこの日は素泊まり。A830で南に下り東へひたすら向かうとそこには何度でも訪問したいグレンフィナン高架橋。
朝一番に上りたかったので早めに出てきて正解。ビジターセンターは10時オープンなのですが9時に到着し一番乗り。ちょっとポツポツ雨でしたが、そんな天気でも絵になる風景は素晴らしいですね。
このあとはロングドライブです。A830~A82でフォートウィリアム、グレンコーを通過してA85~A84で再びスターリング。今日はスターリング城に入ると決めていたので約2時間半ノンストップで来てしまいました。
エディンバラ城と同じような感じで丘の上にそびえ立っているスターリング城は、上(城門前)まで車で来ることができます。ハイシーズンなど混んでいると制限が掛かるかもです。中に入ると昔に比べるとずいぶん展示部屋や展示品が増えていました。想定以上に見所があり運転の疲れも飛びました。
暗くなってきたので今夜の宿のエディンバラへ向かいます。M9~A71で市内へ。途中、マリーフィールド・スタジアム付近で大勢の人が歩いていて大混雑していたので何かと思っていたら、ホテルに着いたら始まっていました!なんとラグビーのスコットランド代表vsウェールズ代表の試合です。
付近のパブはどこもかしこも大盛りあがりでした。賑やかな夜の街を散策してホテルで就寝。
【2月12日(日)】
今日と明日は完全にホリデー(視察)です。何十回も訪れていたエディンバラの街ですがまだまだ行っていないところがあり、今回は全て徒歩で回ってみました。まずはディーン・ヴィレッジです。小さなスポットですが見応えありました。そのあとエディンバラ城北側にあるプリンシズ・ストリートを歩いてカールトンヒルへ。
ここカールトンヒルは、エディンバラの街を一望できる小高い丘です。
素晴らしい景色を堪能したあと丘を下って、ロイヤルマイルの途中にあるシグネット・ライブラリーで渡英前に予約していたアフタヌーンティーセットを頂きました。小生の記憶の中では過去最高額のアフタヌーンティーセットで、受賞歴のあるケータリング業者Heritage Portfolioと独占協力しているそうで、彼らのケータリングサービスは女王陛下に王室御用達を授与されているそうです。そのセットの中身は紅茶やコーヒーは何でも飲めるし、なんと3段のセットが2回やってきます。セイボリーとスイートの2種類で恐ろしい量でしたが完食しました。他のお客さんの何人かは残した分をお持ち帰りなさっていました。
満腹になり歩かねばとロイヤルマイルを一番下まで下ることに。ゆっくり歩き夕方になりかけてきましたがホリルードに到着。もちろん閉まっていましたが門の隙間から見えるので充分です。未だに内部には入ったことないので次回に取っておくことに。戻りの登りはこれまたハードワークです。ゆっくりゆっくり歩いて戻って同じホテルで宿泊。
【2月13日(月)】
最終にとっておいたエディンバラ城の内部視察。朝から入って隅から隅まで昼過ぎまで見ていました。
冬でもそこそこ観光客がいました。
ちなみにスコットランドのお城や史跡を巡るときは、エディンバラ城とスターリング城の2カ所で元が取れ、7日間も使えるヒストリックスコットランドのエクスプローラパスがオススメです。スマホで翌日分から買えるので行く前日までに買っておくと良いかもです。スマホでゲットできるバーコードで登録されているお城や大聖堂、修道院など入ることができます。
このあとホテルに停めてあったレンタカーで、先日のゲームで盛り上がっていたマリーフィールドスタジアムを視察。スコットランド勝利の余韻に浸りつつ、次はフォースブリッジを間近で見られるクイーンズ・フェリーという小さな街へ。
この鉄橋には面白い話があって「端から塗装をおこなっていくと全部を終えるのに3年かかりその頃にはまた最初の方の塗装が必要になる」ということから、いつまでたっても終わらないことの例えとして「フォース橋にペンキを塗る」 "Painting the Forth bridge" という言い回しがあるくらいです(笑)
さて最終宿泊地のエディンバラ空港へ。ホテルにチェックインし荷物を置いてから、ガソリンを満タンにし何事もなくレンタカーを返却。明日に備えて荷物のパッキングをしっかりしてから就寝。
【2月14日(火)】
早朝5時に起床6時前にホテルをチェックアウトして空港へ徒歩10分弱。空港についてチェックインすると天候不順のため遅れているとのこと。7:40のヒースロー行きのフライトだったのですが、6:15の時点でもうヒースロー発羽田行き「BA0005便」には乗り継ぎできないとのこと(泣)ヒースローからの飛行機は別の便を用意するからヒースローについたらカウンターで確認してと言われ、まずはエディンバラ発の飛行機の出発をラウンジで待つことに。約3時間待ち、9時過ぎにようやく出発の目処が立ったようで搭乗。
11時半くらいにヒースロー到着しましたが、11:40発の「BA0005」便には乗れるはずもなく、まずはBAカウンターへ。するとANAの便に振り替えてくれたのでQueen's Terminal(ターミナル2)へ移動。ANAのカウンターでチェックインするよう言われたのだがそこには自動チェックイン機しかなく且つ自分の名前はでてくるもののチケットは印刷されない。でも控えがあるから、ま、いっかと約7時間待ちました。なんとか耐えきってボーディングゲート番号が表示されたので行くとチケットを印刷してくれたものの荷物が積み替えできていないかもとのこと。。。もう帰れるならどうでも良い感じで搭乗。
【2月15日(水)】
夕方6時過ぎに羽田空港に到着。やはりスーツケースは届いていない。しかし日本のANAスタッフさんは親身にサポートして下さって明日の同じ時間の便で届くと確認してくれました。配送してくれると言われたが、どうせ仕事で日暮里にいるし車で引き取りに来ることにして帰宅。
翌日の夜、無事に荷物を引き取ることができました。
今回の出張は飛行機難でした。やっぱりヒースローとはウマが合わないのかなぁ(泣)